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西海岸が生んだ伝説的ハードコア・パンク・バンドT.S.O.L.約8年振りとなる新作

T.S.O.L.

 

伝説のバンドが、シーンから最大のリスペクトを受ける彼らが前作より約8年振りとなる最新作を完成させた…!

西海岸が生んだ伝説的ハードコア・パンク・バンドが、約8年振りとなる最新作を完成させた! そのDIY精神を貫くアティテュードとハイ・クオリティなパンク/ハードコア・サウンドで最大のリスペクトを受けるバンドこそ、このT.S.O.L.だ。〈True Sound Of Liberty~自由という名の本物のサウンド〉という言葉のもと80年代からその活動を続け、アルバムを発表する毎にそのサウンドを変化させながら、約40年にも渡りメジャー・レーベルやラジオからのサポートなどに頼らず独自の路線を突き進んできた彼らが放つこの最新作は、初期パンクの衝動性としっかりとしたメロディ・ラインが同居する、痛快極まりない作品なのだ!

前作『LIFE, LIBERTY & THE PURSUIT OF FREE DOWNLOADS』から8年という時を経て完成したこの最新作『THE TRIGGER COMPLEX』を聴けば、何故かれらが長きに亘りシーンから最大のリスペクトを受け、その真価を認められ続けてきたのかがはっきりと見えてくるだろう。80年代から現代まで、彼らはハードコア・パンクからオイ・パンク、ゴスやニュー・ウェイヴといったサウンドを貪欲に取り入れながら、ハイ・クオリティなパンク・アルバムを発表してきたのだが、今作で彼らが鳴らす音は、「シンプルでピュアなパンク・サウンド」。The RamonsやThe Damnedにも通じるそのスタイルこそ、彼らが長く愛してきた「ロック」であり、彼らのDIY精神に満ちた確固たるパンク・スピリットが息づくサウンドなのだ。

「アルバム全体を通して、俺達が共に育ってきたサウンドへ立ち戻ったものになっている。後半に出てきたノイジーなパンクとは全く違うものさ。純粋にロックに影響を受けたパンク・サウンドで、クソみたいなエゴや態度とは全く無縁のものなんだ。俺達は、純粋にあの頃のサウンドを楽しみたいのさ」─ Jack Grisham

T.S.O.L.は、この最新作の発表のアナウンスと共に、「I Wanted To See You」という新曲を公開している。ここ数年数々のロック・レジェンドの訃報が立て続けに届いているのだが、この楽曲では失ってしまった最愛の人に再び会いたいために自らも同じ道を辿ってしまう男の物語が語られている。とはいえ悲劇的なテイストにまとめ上げるのではなく、その希望に満ちた表現方法と気分を高揚させるメロディ・ラインでその愛する者への思いを語る、非常にポジティヴな楽曲だ。この一曲だけでも、長年活動を続けてきた彼らのその潔さとハイ・クオリティなメロディ・メイカーぶりを強く感じさせてくれる。シンプルなパンク・ロックと共に、伝説が再びシーンに戻ってくるのだ…!

 

 

 

タグ : PUNK/EMO

掲載: 2017年01月17日 14:59