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ピアニスト兼トラックメーカー=アーロン・チューライ(Aaron Choulai)、10年振りのジャズ・アルバム

Aaron Choulai

Aaron Choulai(アーロン・チューライ)...パプアニューギニア出身のジャズピアニスト・作曲家・ビートメーカー。ニューヨークや東京のジャズやノイズ、即興音楽のシーンなどでの活動に加え、近年では国産ヒップホップ界隈の気鋭のアーティストOlive Oil、5lack、Kojoe等と共演するなどヒップホップのビートメーカーとしての幅広い活動にも注目が集まっている。

今回発表された本作「VADA TAUDIA」はアーロンにとってはおよそ10年ぶりとなるジャズ作品で、カバー曲以外の収録曲は自身のオリジナル曲となり、アーロンが語るメルボルンスタイルという独特な作曲方法で作られた作品はとてもユニークかつ特殊な演奏スタイルで構成されている。メンバーはサックスに吉本章紘、ドラムスに石若駿と現行の日本のジャズシーンでも注目のプレイヤー二人が参加。トロンボーンのJames Macaulay 、ベースのMarty Holoubekはオーストラリア出身で、まだ20代ながら本国では支持を集めているプレイヤー達。それぞれがアーロンと深い親交があり音楽への理解も高く、アーロンが作る独創的な音楽を演奏するのにベストなメンバーが参加。

バンドの結成から2年、定期的に演奏活動を行いサウンド作りをしていった中レコーディングされた本作は、サウンドの進化が進む現代ジャズシーンの中でもよりオリジナリティに溢れた内容に仕上がった。アルバム・タイトルの「VADA TAUDIA」はパプアニューギニア語で、英語ではBlack Magic Peopleという意味。まさに黒魔術的な魅力に溢れたアーロン・チューライの音楽を是非お聴きください。

【MEMBER】
Aaron Choulai - piano / James Macaulay - Trombone / Marty Holoubek - Bass / Yoshimoto Akihiro - Tenor Saxophone / Ishiwaka Shun - Drums

タグ : J-JAZZ

掲載: 2017年09月06日 10:13