カウボーイ・ジャンキーズ(Cowboy Junkies)、6年振り待望のニュー・アルバム『オール・ザット・レコニング』がリリース
カウボーイ・ジャンキーズ(Cowboy Junkies)は、このニュー・アルバム『All That Reckoning』で再びリスナーを揺らし、目を覚まさせる。そして、世界の脆弱な状態や個人的な関係についても歌ったこのアルバムで、バンドは聴く者の注意を促す。『All That Reckoning』はCowboy Junkies史上、最もパワフルな1枚となるかもしれない。『All That Reckoning』の楽曲はとても聴きやすいが、一方で本能的なものでもある。ここでは、「優しさ」とが耳障りなロックが共存しているのだ。「僕らはいつも人間に関係する作品を作ろうと試みてきた。だから、このアルバムの楽曲は個人的に決着できるものと捉えることもできるし、政治的に決着できるものと捉えることもできる。あまりにも多くのことが今、私たちの周りで起こっており、誰が最終的にどこに行くのかは全く分からない」とMichaelTimminsは述べている。
このバンドを30年以上にわたり追いかけてきた人なら、バンドは常に自分達自身の道を歩んできたことを知っているだろう。デビュー・アルバム『WhitesOff Earth Now!! 』、世界的にブレイクしたセカンド・アルバム『The Trinity Session』、そして2010年から2012年にかけてのNomad Seriesまで、CowboyJunkiesはミュージック・シーンの動きに流されることはなかった。しかも、他の長く続いているバンドとは違い、Cowboy Junkiesは一度も解散したことはなく、長期の休みを取ったこともない。互いへの感謝の気持ちがバンドを継続的な活動へと導いているのだ。しかも、Cowboy Junkiesはどんなガイド・ブックにも従っていない。そして、これこそが、ミュージシャンを志す自分も息子に対してMargo Timminsが贈った大切なことでもあるのだ。
「息子は私に『次にやるべき新しいことをどうやって思いつくの?』と尋ねてきたの。私は息子に言ったは。『色々と試したりしたらだめよ。あなた自身の音楽なんだから。自分がやってることを愛し、それを自分のやり方でやらなくはならないわ』と」