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ヴァイグレ&フランクフルト歌劇場管によるR.シュトラウス:管弦楽作品集第6集

ヴァイグレ

ヴァイグレとフランクフルト歌劇場管弦楽団による「リヒャルト・シュトラウス管弦楽作品集」第6集。2013年からスタートしたこのシリーズの終わりを飾るのはニーチェに基づく「ツァラトゥストラ」と、チェロが大活躍する「ドン・キホーテ」の2曲が収録されています。常任指揮者就任が決定した読売日本交響楽団とも、2016年にシュトラウス作品を演奏したヴァイグレ。この時の演奏が就任の決め手の一つでもあるほどに、シュトラウスを得意とするヴァイグレの面目躍如といった陶酔感溢れる「ツァラ」と「ドン・キホーテ」です。

「ドン・キホーテ」でチェロを演奏しているのは、1988年生まれの韓国系ドイツ人チェリスト、イサン・エンダース。シュターツカペレ・ドレスデンの首席チェロ奏者に弱冠20歳で就任した逸材で、退団後は世界中で活躍。2016年には来日し、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲を演奏し賞賛を浴びました。彼の表情豊かな演奏は、ドン・キホーテの夢想と現実を映し出しています。
(ナクソス・ジャパン)

『リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):管弦楽作品集 第6集』
【曲目】
リヒャルト・シュトラウス:
1-9.交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
10-23.交響詩「ドン・キホーテ」-大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲Op.35
【演奏】
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
フランクフルト歌劇場管弦楽団

イサン・エンダース(チェロ)…10-23
【録音】
2018年3月18.19日、ライヴ
フランクフルト旧オペラ座コンサートホール

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ベルク:歌劇《ヴォツェック》
ヴァイグレ(指揮)、フランクフルト歌劇場管弦楽団

2019年4月より読売日本交響楽団の第10代常任指揮者に就任する事が決まったセバスティアン・ヴァイグレによる《ヴォツェック》。1914年に戯曲「ヴォイツェック」を観たベルクが構想期間8年を経て完成させたこの歌劇は、生々しい人間性搾取をテーマに5場×3幕の全15場、各々に異なる形式を与えるという、精緻で計算され尽くした音楽がつけられた、20世紀歌劇の最高傑作の一つです。

ヴァイグレは2006年にリセウ歌劇場で《ヴォツェック》を演奏、こちらが映像化されており(OPUS ARTE OA0985)、ハヴラタ、デノケと言った素晴らしい歌手と、レヴェルの高いオーケストラの演奏が話題となりました。

今回の2016年の演奏は、ヴァイグレ自身の10年間の熟成を感じさせる鋭く刺激的な解釈と、理想的な歌手たちを起用したことで、一層の名演が紡ぎ出されています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ベルク(1885-1935):歌劇《ヴォツェック》

全3幕
作曲家自身の台本
ゲオルク・ビューヒナーの未完の戯曲「ヴォイツェック」原作

【CD1】
第1幕
1.第1場:大尉の部屋、早朝
2.第2場:郊外の野原、夕方
3.第3場:マリーの部屋、夕方
4.第4場:医者の書斎、午後
5.第5場:マリーの家の前の通り、夕方
【CD2】
第2幕
1.第1場:マリーの部屋、朝
2.第2場:町の通り、昼
3.第3場:マリーの家の前の通り、昼
4.第4場:酒場の庭、夜
5.第5場:兵営の衛兵室、夜
第3幕
6.第1場:マリーの部屋、夜
7.第2場:池のほとりの小道、夕暮れ
8.第3場:居酒屋、夜
9.第4場:池のほとりの小道、月夜
10.第5場:マリーの家の前の通り、朝

【演奏】
ヴォツェック…アウドゥン・イヴェルセン(バリトン)
鼓手長…ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー(テノール)
アンドレス…マルティン・ミッタールツナー(リリック・テノール)
大尉…ペーター・ブロンダー(テノール)
徒弟職人1…トーマス・フォークナー(バス)
徒弟職人2…イウリー・サモイロフ(バリトン)
愚か者…マルティン・ヴェルフェル(テノール)
マリー…クラウディア・マーンケ(ソプラノ)
医者…アルフレート・ライター(バス)
マルグレート…カタリーナ・マギエラ(アルト)
マリーの息子…エドゥワルド・ユマターテ(歌) 他

セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
フランクフルト歌劇場管弦楽団

【録音】
2016年6.7月 ライヴフランクフルト歌劇場

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年07月17日 00:00