エンゲル&フランクフルト歌劇場管/ニールセン:歌劇《仮面舞踏会》~フランクルト歌劇場が放つニールセン唯一のコミック・オペラ!
[参考映像:Oper Frankfurt 公式チャンネルより]
斬新な新制作歌劇の上演で注目を集めるフランクルト歌劇場が放つニールセン唯一のコミック・オペラ《仮面舞踏会》!
コペンハーゲンの裕福な商人イェロニムスは、妻マグデローネとの夫婦仲が冷え切っている上、仮面舞踏会通いにうつつを抜かすどら息子のレアンダに手を焼いています。そのレアンダは、舞踏会で出会った娘レオノーラに一目ぼれ。イェロニムスは息子に夜間外出を禁じますが、レアンダは召使いヘンリクの助けを借りてまんまと家を脱け出し、舞踏会でレオノーラと再会します。息子を追って舞踏会を訪れるイェロニムス。妻マグデローネも夫に内緒で舞踏会に来ているのも知らず、酒と仮装で気が大きくなったイェロニムスは、そこにいた若い娘を口説こうとします……
近代デンマークを代表するシンフォニスト、ニールセンによる歌劇《仮面舞踏会》。この作品はヴェルディによる同名のオペラが悲劇なのに対し、ヨハン・シュトラウスやオッフェンバックのオペレッタをも連想させるコミック・オペラです。
18世紀初頭のデンマーク=ノルウェー同君連合時代の高名な作家、哲学者のルズヴィ・ホルベアの戯曲をもとにニールセンの盟友ヴィルヘルム・アンデルセンが執筆した台本に作曲。
その音楽は、流麗で親しみやすい楽想や溌剌としたバレエ音楽など、ニールセンの声価を高めた交響曲とはかなり異なる相貌を見せています。
2021年12月にフランクフルト歌劇場でプレミエ上演された新制作《仮面舞踏会》は、この公演のために気鋭の演出家マーティン・G.ベルガーが、オリジナルのデンマーク語台本から新訳のドイツ語台本を作成。
いま世界のオペラシーンで最も注目を浴びる演出家のひとりトビアス・クラッツァーの、舞台を現代に置き換えた刺激的な演出と共に、デンマークでは国民的オペラとして定着しているこの傑作を、国境を越えて広めようという意図で制作されました。
バロック音楽から、現代オペラ、バレエ音楽まで、幅広いレパートリーを誇るティトゥス・エンゲルの振るフランクフルト歌劇場のオーケストラの活気溢れる演奏に乗せて、イェロニムス役のアルフレート・ライター、マグデローネ役のスーザン・ブロック、ふたりの名歌手を中心にフランクフルト歌劇場所属の若手アンサンブル・メンバーとダンサーたちが舞台狭しと歌唱演技、ダンスを繰り広げます。
(ナクソス・ジャパン)
収録時間:147分
音声:ドイツ語
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1 (Blu-ray)
字幕:日本語、英語、ドイツ語、韓国語
画角:16:9 NTSC All Region
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
収録時間:147分
音声:ドイツ語
PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)
字幕:日本語、英語、ドイツ語、韓国語
画角:16:9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
【曲目】
カール・ニールセン(1865-1931):歌劇《仮面舞踏会》3幕のコミック・オペラ(1906)
台本:ヴィルヘルム・アンデルセン(ルズヴィ・ホルベア作の同名戯曲による)
ドイツ語台本(新訳):マルティン・G. ベルガー
【演奏】
イェロニムス ……アルフレート・ライター(バス)
マグデローネ……スーザン・ブロック(ソプラノ)
レアンダ……マイケル・ポーター(テノール)
ヘンリク……リヴィウ・ホレンダー(バリトン)
アルフ ……サミュエル・レヴィン(テノール)
レオナート……マイケル・マカウン(テノール)
レオノーラ……モニカ・ブツコフスカ(ソプラノ)
ペアニレ ………バルバラ・ゼヒマイスター(ソプラノ)
夜警/仮面舞踏会の支配人……ボジダル・スミリャニチ(バス・バリトン)
仮面屋 ……ダニロ・マトヴィエンコ(バリトン)
教師……ガブリエル・ロリンソン(バリトン)
花の少年……ジョエル・シュタンブケ(ボーイ・ソプラノ)
三人の少女……ウイギョン・キム(ソプラノ)、マリン・アルデナー(ソプラノ)、ユリア・K. ヘーセ(ソプラノ)
三人の学生……ドミニク・ステュアート(テノール)、ヨハネス・レーナー(テノール)、フロリアン・リヒター(テノール)
ドアマン……ユンジョン・リム(バス)
警官……ラルス・レースラー
ダンサーたち
フランクフルト歌劇場合唱団(合唱指揮:ティルマン・ミヒャエル)
フランクフルト歌劇場管弦楽団
指揮:ティトゥス・エンゲル
演出:トビアス・クラッツァー
美術・衣装:ライナー・ゼルマイヤー
照明:ヨアヒム・クライン
振付:キンスン・チャン
ドラマトゥルギー:コンラート・クーン
映像監督:ミリアム・ホイヤー
共同制作:ナクソス&フランクフルト歌劇場
【収録】
2021年12月2日、4日 フランクルフルト歌劇場(ドイツ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年02月14日 00:00