ジョセフ・スウェンセン＆スコットランド室内管『ヴァイオリン協奏曲コレクション』（4枚組）

ノルウェーと日本の血を引くアメリカ人指揮者ジョセフ・スウェンセン。ヴァイオリニストとして登場したのち指揮で活躍し、熱く個性的な音楽作りで世界中の熱心なクラシック・ファンから注目されています。

彼が名誉指揮者を務めるスコットランド室内管弦楽団と共に、LINN RECORDSからSACDハイブリッド盤でリリースしてきた4枚のアルバムを、通常CDにてセット化しました。
いずれも、交響曲あるいは管弦楽作品とヴァイオリン協奏曲を組み合わせた内容で、スウェンセンは指揮者としてはもちろん、ソリストとして、あるいは編曲者として幅広い活躍をしています。

深くゆったりとした歌いっぷりの「フィンガルの洞窟」、引きずるような冒頭と起伏に富んだフィナーレが印象的なメンデルスゾーンの協奏曲、次第に盛り上げていく趣向などで楽しませてくれる「ハンガリー舞曲」、力の入った表現が魅力のドヴォルザークほか、ヴァイオリンと指揮いずれにおいても才気あふれ、意外性をはらみつつも作品の真価を十二分に引き出す優れた演奏を堪能することが出来ます。
（ナクソス・ジャパン）

『ヴァイオリン協奏曲コレクション』
【曲目】
【DISC 1】 元品番：CKD216
メンデルスゾーン(1809-1847)：
1.序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
2-4.ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
5-8.交響曲第3番 イ短調 Op.56

【DISC 2】 元品番：CKD224
ブラームス(1833-1897)：
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77

ハンガリー舞曲
4.第1番 ト短調 (ブラームス編曲)
5.第8番 イ短調 (ガル編曲)
6.第19番 ロ短調 (ドヴォルザーク編曲)
7.第2番 ニ短調 (ハレーン編曲)
8.第18番 ニ長調 (ドヴォルザーク編曲)
9.第9番 ホ短調 (ガル編曲)
10.第21番 ホ短調 (ドヴォルザーク編曲)
11.第20番 ホ短調 (ドヴォルザーク編曲)
12.第3番 ヘ長調 (ブラームス編曲)
13.第6番 ニ長調 (シュメリング編曲)
14.第7番 イ長調 (シュメリング編曲)
15.第10番 ヘ長調 (ブラームス編曲)
16.第17番 嬰ヘ短調 (ドヴォルザーク編曲)
17.第5番 ト短調 (シュメリング編曲)

【DISC 3】 元品番：CKD241
ドヴォルザーク(1841-1904)：
1-3.ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53

チェコ組曲
4.前奏曲(牧歌) Allegro moderato
5.ポルカ Allegretto grazioso
6.ソウセツカー舞曲(メヌエット) Allegro giusto
7.ロマンス Andante con moto
8.終曲(フリアント) Presto

9.弦楽合奏のための夜想曲 ロ長調 Op.40
10.2つのワルツOp.54より 第1番 イ長調(弦楽合奏のための編曲)

【DISC 4】 元品番：CDK219
プロコフィエフ(1891-1953)：
1-4.交響曲第1番「古典」
5-7.ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
8-12.ヴァイオリンと管弦楽のための5つのメロディ(スヴェンセン編曲)

【演奏】
ジョセフ・スウェンセン(ヴァイオリン、指揮)
スコットランド室内管弦楽団

【録音】
2002年7月1-3日 (CD 1)
2003年7月7-9日 (CD 2)
2004年2月22-23日 (CD 3)
2003年3月15-16日 (CD 4)
エディンバラ、アッシャー・ホール