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寺神戸亮が指揮とヴァイオリンで参加!古楽アンサンブル「レ・ムファッティ」によるJ.S.バッハ:カンタータによるオルガン協奏曲


[LesMuffatti 公式チャンネルより]

古楽大国ベルギーの俊才が集うレ・ムファッティ、注目すべき秘曲発掘の連続をへて今回は満を持してバッハ作品を録音。
しかしさすがレ・ムファッティ、企画内容からして一筋縄ではゆきません。バッハの“オルガン協奏曲”といえば、若き作曲家がヴィヴァルディらイタリア人作曲家たちの協奏曲の様式を学ぶべく、自らオルガンひとつで弾けるように編曲した作品群が有名……と思いきや、本盤はそれらとはまったく違う内容。

バッハ自身、かつて自ら作曲した教会カンタータなどの音楽を編み替えて協奏曲に編曲することが多かったのに倣い、ここではオルガン独奏を含むカンタータの序曲やアリアなどを原曲に、オルガン独奏と弦楽合奏・通奏低音からなる協奏曲を新たに4曲も編作。

さらにカンタータの冒頭合唱曲や別の楽器の独奏つき序曲をもとに、やはりオルガン独奏を伴うシンフォニアを3曲「バッハ流に」編曲してみせたのです(編曲の詳細も解説に明記……国内仕様では日本語訳付)。
結果的に誕生したのは、ヘンデルのオルガン協奏曲を思わせる編成ながら確実にバッハらしい音作り。

数々の名盤で古楽鍵盤奏者としての技量を立証してきたバルト・ヤーコプスの自在なタッチが、寺神戸亮を指揮に迎えたレ・ムファッティの自発性あふれる音作りと交錯する注目盤です。
(ナクソス・ジャパン)

『J.S.バッハ(1685~1750):教会カンタータに基づくオルガン協奏曲の再構成』
【曲目】
J.S.バッハ:
1-3.オルガン協奏曲 ニ長調〔チェンバロ協奏曲 第2番〕~教会カンタータBWV169およびBWV 49による
4-6.オルガン協奏曲 ニ短調 ~教会カンタータBWV146・BWV188およびチェンバロ協奏曲 第1番 BWV1052による
7.シンフォニア ト長調 ~教会カンタータBWV156による
8.シンフォニア ト長調 ~教会カンタータBWV75による
9.シンフォニア ニ長調 ~教会カンタータBWV29およびBWV120aによる
10-12.オルガン協奏曲 ニ短調 ~教会カンタータBWV 35およびチェンバロ協奏曲 第4番 BWV1055による
13-15.オルガン協奏曲 ト短調〔チェンバロ協奏曲 第7番〕~ヴァイオリン協奏曲 第1番 BWV1041およびチェンバロ協奏曲 第7番 BWV1058による
【演奏】
バルト・ヤーコプス (オルガン独奏&楽譜校訂)
寺神戸 亮 (指揮)

レ・ムファッティ(古楽器使用)
メンバー:
寺神戸 亮、マリー・ハーフ、カトリーヌ・メーユス (ヴァイオリン 1)
マリー・モーイ、ラウレント・ヒュルスボス、ヨルレン・ベガ・ガルシア (ヴァイオリン 2)
マニュエラ・ビュヘル、シルヴェストル・ヴェルジェ (ヴィオラ)
コランタン・デリクール (チェロ)
ブノワ・ファンデン・ベムデン (コントラバス)
バルト・ロデインス(チェンバロ)

【録音】
2018年5月
聖母・聖レオデハル教会 ボルネム(ベルギー)

輸入盤

 

国内仕様盤

日本語解説付き
[解説日本語訳:白沢達生]

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年01月24日 00:00