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Peter Beets(ピーター・ビーツ)の新作はガーシュインを取り上げた『Our Love is Here to Stay - Gershwin Reimagined』

Peter Beets(ピーター・ビーツ)新作はガーシュインをプレイした『Our Love is Here to Stay - Gershwin Reimagined』

人気ピアニスト、ピーター・ビーツ。ストケロ・ローゼンバーグとの共演作品に続く、トリオ作のリリース!

同レーベルでは、オスカー・ピーターソン曲集や、ショパンを題材にした作品もトリオでリリース。大好評を博してきましたが、今回はジョージ・ガーシュイン!珠玉のメロディを、名手ビーツが奏でます。

テクニックも抜群、スウィンギーなピアノ・スタイルは、もちろんいつも通り。特に、ウォーキング・ベースのイントロに導かれて、アップテンポで演奏するM4の“S’Wonderful”は、まさにピーター・ビーツの真骨頂ともいう快演!!粒立ちよいピアノは、アップテンポになってなお、メロディアス!ピーター・ビーツはたびたび来日もして、ライヴでは、これでもかというくらい弾きまくる演奏で、オーディエンスを興奮させていますが、この演奏は、スタジオ演奏にして、そのライヴの興奮を感じさせてやみません。

一方、M2の“I Love You, Porgy”や、M5“I’ve Got A Crush on You”などのバラード演奏も魅力的。ガーシュインによって描かれた楽曲のメロディを、ブルージーなムードも漂わせるハーモニーと、流麗なフレージングで描き上げるところにもビーツのセンスが光ります。またバッハの“主よ人の望みの喜びよ”のメロディをソロに織り込むという展開も!

ブルーズの感覚なども根付かせながら、軽妙な語り口となるところが、ヨーロピアンならではであり、ピーターソンの影響を受けたビーツ的なところ。スロー、ミディアム、アップテンポと、テンポのバランスもよいピアノ・トリオ好演!

そして、『Way Out West』でもおなじみ、大阪を拠点に活動するイラストレーター藤岡宇央さんが手掛けたジャケットも魅力です!

 

【収録曲】
1.Our Love Is Here To Stay (05:58)
2.I Loves You, Porgy (07:19)
3.Embraceable You (03:10)
4.‘S Wonderful (03:38)
5.I’ve Got A Crush On You (05:00)
6.Summertime (04:35)
7.How Long Has This Been Going On? (05:36)
8.They Can’t Take That Away From Me (05:53)
9.Lady, Be Good! (06:20)

【メンバー】
Peter Beets(p), Tom Baldwin(b), Eric Kennedy(ds)

掲載: 2019年02月26日 11:50