アブデル=ラーマン・エル=バシャの新録音はショパンのスケルツォ&バラード全集!
円熟したテクニックと洗練された音色で聴く
エル=バシャによる
ショパンの「バラード&スケルツォ」
圧倒的存在感と確かな音楽性で世界中を唸らせる実力派ピアニスト、エル=バシャによる、ショパンのスケルツォ(4曲)とバラード(4曲)。エル=バシャのショパンは約30年前のForlane レーベルへの録音等が存在しますが、現在の円熟したテクニックと洗練された音色で聴くショパンは格別です。
真摯な情熱と高度な音楽性をもつ「4つのバラード」は、ショパン最盛期の傑作。また「4つのスケルツォ」は従来のスケルツォの形式にショパンが自由な着想を盛り込み、中間部を除いてはテンポの速い激情的な作品です。
エル=バシャは、明快でしかも静穏な解釈、ショパン独特の陰影を卓越した技術と詩的な感性で見事描いています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ショパン:
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
バラード第1番 ト短調 Op.23
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
バラード第2番 ヘ長調 Op.38
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
バラード第3番変 イ長調 Op.47
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
バラード第4番 ヘ短調 Op.52
【演奏】
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
[日本語帯・解説付]
<アブデル= ラーマン・エル= バシャ(ピアノ)>
1958年10月23日音楽家の両親のもとレバノンに生まれる。10歳でオーケストラと初共演し、アラウから絶賛された。パリ国立音楽院でサンカンに師事。
1978年、19歳の時ベルギーのエリーザベト王妃国際コンクールにおいて審査員全員一致による優勝、併せて聴衆賞を受賞し、一躍世界の注目を浴びる。レパートリーは幅広く、約60のピアノ協奏曲のほか、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンからラヴェル、ウェーベルンまで網羅。ショパンのピアノ曲は作曲年代順に全曲録音しており、2002年3月にはナントで、6日間で16回の連続リサイタルとしてショパンの独奏曲すべてを暗譜で演奏。この企画は大変好評で、その後いくつかの音楽祭でも行われた1998年フランス政府より芸術・文芸シュヴァリエ賞、2002年にはレバノン大統領より功労賞の最高位メダルを授与されている。エリーザベト王妃やジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員を務めるほか、2004年エリーザベト王妃音楽院ピアノ科教授に就任。パリ在住。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年01月20日 00:00