Louis Hayes(ルイ・ヘイス)|1950年代から第一線で活躍し続ける伝説的ジャズ・ドラマーの最新作『Crisis』
1937年デトロイト生まれ、1950年代から第一線で活躍し続ける、伝説的ドラマー、ルイス・ヘイズの最新作『Crisis』が登場!
ルイス・ヘイズは、19歳の若さでホレス・シルヴァー・クインテットに参加、その後もジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、オスカー・ピーターソン、フレディ・ハバードら数々のジャズレジェンドと共演を重ね、現在も精力的な演奏活動を続けている。本作は2021年の1月に録音された最新作。収録曲は全10曲、ベテランテナー奏者アブラハム・バートン、正統派のヴィブラフォン奏者のスティーヴ・ネルソン、人気白人ピアニストの デヴィッド・ヘイゼルタイン、実力派ベーシストのデズロン・ダグラスが参加している。また、サックス奏者、ヴォーカリストと多才な女性アーティストのカミーユ・サーマンがヴォーカルで参加している。
タイトルチューンの「Crisis」は1962年のフレディ・ハバードのブルーノート盤『Ready For Freddie』に収録されていたハバードのオリジナル曲。1956 年にNY に出てきたルイスであるが、2年後の1958年にハバードがNYに出てきて意気投合し、ブルックリンの同じビルディングのアパートに何年間か住んでいたそうだ。COVID イヤーにふさわしい曲ということでタイトルチューンに選んだとのこと。
他にもジャズメンオリジナルやリーモーガンの「 Desert Moonlight」等、聴きどころがたっぷり。安定感のあるアブラハム・バートンとスティーヴ・ネルソンのプレイが全面で光る。全曲で冴えわたるドラム・プレイが見事である。超A級のプレイが堪能できる快作である。
収録曲: 1. Arab Arab (Joe Farrell) 2. Roses Poses (Bobby Hutcherson) 3. I’m Afraid the Masquerade is Over (Herbert Magidson / Allie Wrubel) 4. Desert Moonlight (Lee Morgan) 5. Where Are You? (Jimmy McHugh / Harold Adamson) 6. Creeping Crud (Louis Hayes) 7. Alien Visitation (Steve Nelson) 8. Crisis (Freddie Hubbard) 9. Oxygen (Dezron Douglas) 10. It’s Only a Paper Moon (Harold Arlen / E.Y. Harburg / Billy Rose)
メンバー: Louis Hayes (drums) Abraham Burton (tenor saxophone), Steve Nelson (vibraphone), David Hazeltine (piano), Dezron Douglas (bass), Camille Thurman (vocal, tracks 3 & 5 only)
Recorded at Samurai Hotel Recording Studio, Astoria, NY on January 7 & 8, 2021
掲載: 2021年10月08日 14:41