細野晴臣・鈴木茂・林立夫・松任谷正隆による「ティン・パン・アレー」、彼らが関わった作品を一挙ご紹介
細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆の4人で作りあげた7インチシングル。オリジナルは1973年9月25日にベルウッド・レコードよりリリース。
細野晴臣『恋は桃色/福は内鬼は外』
【7”シングルレコード】
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「ティン・パン・アレー」より細野晴臣・鈴木茂・林立夫・松任谷正隆、「はちみつぱい」より駒沢裕城・岡田徹、「吉川忠英とホームメイド」より徳武弘文・山田秀俊・山村隆男、「EAST」で活動を共にした足立文男らが参加した1974年作。
吉川忠英『こころ』
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“銀座カンカン娘”や“東京ブギウギ”などの服部良一の名曲の数々を雪村いづみとキャラメル・ママ(松任谷正隆、鈴木茂、細野晴臣、林立夫)で甦らせたハイセンス・新感覚アルバム。
雪村いづみ『スーパー・ジェネレイション』
【UHQCD】
【CD】
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歌謡界の名シンガーいしだあゆみと細野晴臣、鈴木茂、佐藤博、林立夫らティン・パン・アレイ・ファミリーを中心とする敏腕メンバーによる好企画盤。前述のミュージシャンに加えキーボードに矢野顕子、コーラスには吉田美奈子、山下達郎らも参加。
いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー『アワー・コネクション』
【UHQCD】
【紙ジャケット仕様/CD】
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ジャズ界の大御所ピアニスト/アレンジャーの前田憲男と、細野晴臣、鈴木茂、林立夫によるティン・パン・アレーとが共演したトロピカル・テイストあふれるジャパニーズ・フュージョン名作。前田憲男の卓越したアレンジと切れ味鋭いエレピ演奏、そしてティン・パン・アレーのメロディアスなグルーヴがたまらない。
前田憲男とティン・パン・アレー『SOUL SAMBA / HOLIDAY IN BRAZIL<タワーレコード限定>』
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細野晴臣、林立夫らキャラメルママ~ティン・パン・アレーの盟友たちと共にハワイで録音敢行。エレピやホーン・セクションをフィーチャーしたソフィスケイトされたメロウなサウンドに都会的な松本隆作の都会的なリリックとレイドバックした歌声を乗せたシティ・ポップの先駆け作品。
鈴木茂『LAGOON』
【UHQCD】
【CD】
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ファーストのファンキー・ロック・ティストとセカンドのメロウ・フュージョン・ティストをブレンドしてみせたような素晴らしいアレンジとサウンド。日本人ならではの情感を織り込んでみせ、またも進化を遂げたソング・ライティング。真っ直ぐでてらいのない歌声。鈴木茂のプレイヤーとしてのセンス、音楽家としての総合的な魅力をたっぷり味わえるサード・アルバム。
鈴木茂『Caution!』
【UHQCD】
【CD】
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乾裕樹、細野晴臣、因幡国光、鈴木茂、つのだひろ、乾裕樹、斉藤ノブ、高中正義ら気鋭の若手プレイヤーの素晴らしい演奏が、長谷川きよしの円熟度と深みを増したヴォーカルとギター・プレイに美しく寄り添った1975年作。荒井由実作曲の名曲を情感豊かにカヴァーした“旅立つ秋”などを収録。
長谷川きよし『街角<タワーレコード限定>』
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井上茂、田中章弘、細野晴臣、林立夫、村上“ポンタ”秀一、ペッカーらの演奏陣に加え、コーラスでタイム・ファイヴをフィーチャーするなど物凄く多彩で豪華なメンバー参加で制作されたセカンド・ソロ。佐藤博の音楽家としてのセンスが凝縮された1977年作。
佐藤博『タイム<タワーレコード限定>』
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今井裕がサディスティックス在籍時に発表した1977年作。サディスティックスからは後藤次利・高中正義、 ティン・パン・アレーからは林立夫・細野晴臣・鈴木茂らが参加。東京の微熱感も伝わるフェイクなトロピカル・ミュージック。
今井裕『A COOL EVENING』
【CD】
【LPレコード】
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山下達郎、細野晴臣、鈴木茂、などティン・パン系、ナイアガラ周辺の豪華ミュージシャンが集結した1975年作。細野晴臣作詞作曲の“ろっかばいまいべいびい”、大瀧詠一作詞作曲“わたし”、荒井由実作詞作曲“チャイニーズ・スープ”などを収録。
吉田美奈子『MINAKO』
【Blu-spec CD2】
【LPレコード】
【SACDハイブリッド】
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山下達郎、大貫妙子のコーラスに細野晴臣、鈴木茂、佐藤博 などティン・パン・アレー系ミュージシャンが全編でバックアップするなど、村井邦彦プロデュースの下、吉田美奈子という無限の可能性を持った若き才能に超豪華な才能が結集して練り上げられた1976年作。大滝詠一のリズム・アレンジに山下達郎の管弦&コーラス・アレンジで聴かせる“夢で逢えたら”など全10曲収録。
吉田美奈子『FLAPPER』
【Blu-spec CD2】
【SACDハイブリッド】
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山下達郎のカヴァーでお馴染みの名曲“ピンク・シャドウ”を収録した1974年作。細野晴臣、鈴木茂、林立夫らのキャラメル・ママ勢に加え、小原礼らが参加。
Bread & Butter『バーベキュー』
【CD】
【LPレコード】
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山下達郎、伊藤銀次、大滝詠一が結成した企画アルバム。細野晴臣・鈴木茂・林立夫・松任谷正隆のティン・パン勢のほか、大貫妙子・寺尾次郎・村松邦男・上原裕のシュガー・ベイブ・メンバー、吉田美奈子、布谷文夫、坂本龍一ら参加。オリジナル発売は1976年。
ナイアガラ トライアングル『ナイアガラ トライアングルVol.1』
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細野晴臣、松任谷正隆らのティン・パン・アレー勢が全面バックアップした1976年発売のセカンド・アルバム。荒井由実作詞作曲“冷たい雨”“フェアウェル パーティー”など全10曲収録。
ハイ・ファイ・セット『ファッショナブル・ラヴァー』
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松本隆が全体のプロデュースを担当し、鈴木茂が初めて他アーティストのサウンド・プロデュースを手掛けたアルバム。ほとんどの曲で松本隆が作詞を手掛け、作曲も鈴木茂、細野晴臣、佐藤博、佐藤健、伊藤銀次など、豪華布陣。演奏もティン・パン・アレー系のミュージシャンが担当。ボーナストラックとして、ユーミン“あの日にかえりたい”のカヴァーなど3曲を収録。
やまがたすみこ『FLYING +3』
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忌野清志郎との共作曲“帰れない二人”、叙情的な“心もよう”など名曲揃いで、今聴いても古さを全く感じさせない。細野晴臣、林立夫、高中正義、村上“ポンタ”秀一、深町純、松岡直也ら参加。
井上陽水『氷の世界』
【SHM-CD+DVD】
【SHM-CD】
【UHQCD】
【CD】
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“返事はいらない”“きっと言える”“ひこうき雲”などを収録した1973年発売の記念すべきファースト・アルバム。細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆、駒沢裕城、小原礼ら参加。
荒井由実『ひこうき雲』
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“やさしさに包まれたなら”“生まれた街で”“私のフランソワーズ”ほか、全10曲を収録したセカンド・アルバム。細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆、シュガー・ベイブら参加。
荒井由実『MISSLIM』
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“卒業写真”“チャイニーズ・スープ”“ルージュの伝言”ほか、全10曲を収録したサード・アルバム。細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆、山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子ら参加。
荒井由実『COBALT HOUR』
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“中央フリーウェイ”“何もなかったように”ほか、全10曲を収録した通算4枚目のアルバム。細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、尾崎亜美ら参加。
荒井由実『14番目の月』
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結婚後の第1弾となった、1978年発表のアルバム。“ハルジョオン・ヒメジョオン”、“出さない手紙”ほか、全10曲を収録。細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆、高水健司、松原正樹、Jake H. Concepcionら参加。
松任谷由実『紅雀』
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YMO結成前にリリースされた1978年のソロ作品。ポルトガル語で≪楽園≫の意味を持つ今作は、プレYMO的雰囲気がそこはかとなく漂う生演奏とエレクトロのブレンド・サウンド、沖縄民謡とレゲエ&ファンクの融合、謎の楽園エキゾチカ歌謡、アジア的エキゾチカ・レゲエなどなど、どこまでも冒険的な大傑作。鈴木茂、林立夫、坂本龍一、大貫妙子、あがた森魚ら参加。
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』
【SACDハイブリッド】
【CD】
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小沢健二のカヴァーでも知られる“しらけちまうぜ”を含む1975年作。細野晴臣、林立夫、鈴木茂、松任谷正隆、鈴木晶子(矢野顕子)、吉田美奈子、山下達郎、大貫妙子が参加。
小坂忠『ほうろう』
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1977年発表『モーニング』以降はゴスペルの活動を続けていた小坂忠が再び細野晴臣をプロデュースに迎え2001年にリリースした作品。細野晴臣のほか、林立夫、佐藤博、佐橋佳幸、浜口茂外也ら参加。
小坂忠『People』
【Blu-spec CD2】
【LPレコード】
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大瀧詠一がはっぴいえんど在籍中に発表した初のソロ・アルバム。はっぴいえんどより細野晴臣・鈴木茂・松本隆が演奏に参加。ほかに林立夫、松任谷正隆、布谷文夫、吉田美奈子らも参加。
大瀧詠一『大瀧詠一』
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ナイアガラ・レーベル第2弾としてリリースされた1975年作。ロックンロールとマーチの融合サウンド“ROCK'N' ROLL MARCH”、スタジオ・ライヴバージョンの“福生ストラット”など収録。細野晴臣・鈴木茂・林立夫・松任谷正隆のティン・パン・アレー勢、シュガー・ベイブや佐藤博が参加。
大瀧詠一『NIAGARA MOON』
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1975年12月発表のソロ・アルバム。“時の過ぎゆくままに”のほか、大滝詠一が作詞・作曲・編曲を手掛け大滝詠一や山下達郎もコーラスを担当した“あの娘に御用心”などを収録。井上堯之バンドのほか、細野晴臣・鈴木茂・松任谷正隆・林立夫のティン・パン勢、ゴダイゴよりミッキー吉野・浅野孝已・スティーブ・フォックスらが参加。
沢田研二『いくつかの場面』
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リトル・フィートのメンバーがバックバンドで参加しアメリカで録音されたAMERICAN SIDE(1~5)、ティン・パン・アレーやムーンライダーズのメンバーが参加したJAPANESE SIDE(6~10)からなる全10曲。矢野顕子の故郷・青森の津軽民謡をベースにした“津軽ツアー”や青森の民謡を元にした“ふなまち唄PartII”、ライブでも度々演奏される“電話線”など、矢野顕子の大胆で繊細な天性のボーカル表現とバンドサウンドがスリリングに融合し和とロックのクロスオーバーとして鳴らされる驚愕の一枚。
矢野顕子『JAPANESE GIRL』
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タグ : シティ・ポップ
掲載: 2021年12月07日 19:02