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初CD化!シュムスキーのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、父子共演による協奏交響曲

オスカー&エリック・シュムスキー
オスカー・シュムスキー(左)とエリック・シュムスキー(右)

かつてEMIからLPでリリースされたオスカー・シュムスキーのモーツァルト・アルバム、初CD化

オスカー・シュムスキーの復刻に力を入れているBiddulphから、また一つ注目の復刻が登場。
7歳でストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団をバックにデビューを飾ったシュムスキーですが、第2次大戦後は長期にわたってヨーロッパで演奏せず、その名声はアメリカ国内に留まっていました。それが一気に変わったのが1981年のロンドン・デビュー・リサイタルで、そのセンセーショナルな成功によって公演と録音の依頼が殺到し、イギリスのレーベルを中心に数点の録音が制作されました。このモーツァルトは1985年に収録され、EMIからEL2703554としてLPで発売されたもの。その後CD化されることなく長らくカタログから消えていましたが、ここに待望の初CD化となります。
録音は後に英国録音界の大御所となるアンドルー・キーナー&マイク・クレメンツによるもので、シュムスキーが原盤権を持っていましたが、オリジナル・マスターがライセンス先で見つからなかったため、息子エリック・シュムスキーの手許にあったLPを素材に、Biddulphの復刻を数多く手掛けるデニス・パターソンがキーナー監修の下でデジタル・リマスターしました。
ブックレット(英文12ページ)には、エリック提供の写真と曲目解説、演奏者プロフィールに加え、キーナーの回想が掲載され、この録音セッションの思い出やデジタル録音初期ならではの編集・マスタリングに関する苦労話が書かれています。セッションはリラックスした雰囲気ながら、解釈におけるシュムスキーの要求は高く、自分の望むフレージングを示しながら「モーツァルトはオペラ作曲家なんだ」と強調していたといいます。ここでのシュムスキーの演奏は中庸で落ち着いたテンポによる造形、安定した技巧、美音といった持ち味に加え、第3番では自作のカデンツァを披露しているのが注目です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216
1. I. Allegro
2. II. Adagio
3. III. Rondeau: Allegro
カデンツァ:オスカー・シュムスキー

協奏交響曲 変ホ長調 K. 364
4. I. Allegro maestoso
5. II. Andante
6. III. Presto

【演奏】
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
エリック・シュムスキー(ヴィオラ)・・・4-6
スコットランド室内管弦楽団
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)

【録音】
1985年1月13日&14日
エジンバラ、クイーンズホール(UK)

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1917年、フィラデルフィアに生まれたオスカー・シュムスキー。ヨーロッパで名を成してから移民した演奏家が席巻していた20世紀半ばのアメリカ楽壇にあって、数少ないアメリカ生まれのスター・ヴァイオリニストでした。7歳でストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団と共演、名門カーティス音楽院でレオポルト・アウアーに学び、トスカニーニに請われてNBC交響楽団に加わったこともあります。欧州では知る人ぞ知る存在だったシュムスキーですが、1981年に行ったロンドン・デビュー・リサイタルが大評判となり、欧州でのコンサートの依頼が殺到、録音もNimbus、ASV、Chandosなどから相次いでリリースされました。
この録音は、1984年秋にドイツのマールで行った演奏会の2日後にセッション収録したものですが、なぜかその存在が知られぬままになっていました。近年、シュムスキーの子息エリックが父の遺産整理中に未編集のテープを発見。かつて父のロンドン・デビューをお膳立てしたエリック・ウェン(現Biddulph)と共に編集と関係者の承諾を進め、ここにリリースされます。シュムスキーにはブラームスの室内楽やハンガリー舞曲の録音がありますが、ヴァイオリン協奏曲の全曲録音はこれが唯一。ディスコグラフィの空白を埋める貴重なリリースです。解説書には曲目解説に加えエリック・シュムスキーの手記2ページを掲載(英語のみ)。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ヨハネス・ブラームス(1833-1897): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
1. I. Allegro non troppo 23:54
2. II. Adagio 9:44
3. III. Allegro giocoso,ma non troppo vivace 8:30

【演奏】
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
フィルハーモニア・フンガリカ
ウリ・セガル(指揮)

【録音】
1984年
マール(ドイツ)

プロデューサー: Eric Wen
エンジニア: Dennis Patterson
マスタリング: Dennis Patterson

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年04月13日 00:00