プリムローズ弦楽四重奏団『RCAビクター録音集成』(3枚組)~シュムスキー、ギンゴールド、プリムローズ、シャピロによる黄金カルテット!
ビダルフ・レーベルのベストセラーが新音源追加&リマスターで待望の復活!
トスカニーニ率いるNBC交響楽団からえり抜きの奏者たちを結集したプリムローズ弦楽四重奏団
Stradレーベルが復刻したモーツァルトを新たに加えてリマスターした3枚組!
トスカニーニ率いるNBC交響楽団からえり抜きの奏者たちが同響首席ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズの下に結集したプリムローズ弦楽四重奏団。プリムローズが回想録で「我々よりも演奏能力に秀でたカルテットは過去に存在しなかったと信じている」と記したのも納得できるメンバーでした。1938年に結成されるや否や複数のレコード会社から誘いが舞い込んだそうで、その中からRCAビクターに録音を開始しましたが、残された録音はごく少しに留まりました。アメリカ演奏家連盟が1942年に決定したストライキや、メンバーがソリストとしての活動を増やしたり、別のオーケストラにコンサートマスターとして引き抜かれたりしたこと等が理由のようです。
Biddulphは、RCAビクターからリリースされていたハイドン、シューマン、スメタナに未発表だったブラームスとチャイコフスキーを加えた2枚組を1992年にリリースしましたが、完売して久しく、再発の要望が多かったそうです。この度、かつてイギリスの弦楽器専門誌『Strad』が復刻したことのあるモーツァルトを加えた3枚組としてのリリースとなりました。尚、過去にBiddulphから発売された曲もリマスターされているとのことです。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
《CD1》
1-4. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K. 387
[録音]
1940年
音源:未発表 78rpm records
5-8. ロベルト・シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44*
[録音]
1940年3月14日
RCA Victor 17620/23 (CS 96 048143/49)
《CD2》
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):十字架上のキリストの最後の七つの言葉 Hob.III:50-56
1. Introduzione: Maestoso ed Adagio
2. Sonata I: Largo
3. Sonata II: Grave e cantabile
4. Sonata III: Grave
5. Sonata IV: Largo
6. Sonata V: Adagio
7. Sonata VI: Lento
8. Sonata VII: Largo 7:23
9. Coda: Il terremoto (Earthquake). Presto e con tutta la forza
[録音]
1940年2月6&15日、1941年1月22日
RCA Victor 17786/94 (CS 96 046789/99 and 96 047002/07)
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調 Op. 30 より
10. 第3楽章 スケルツォ
[録音]
1940年2月15日
未発表 78rpm records (matrix CS 96 047062)
《CD3》
1-4. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op. 67
[録音]
1941年1月15日、8月15日
未発表 78rpm records (Cs 96 060325/30 and 96067 583/84)
5-8. ベドジフ・スメタナ(1824-1884):弦楽四重奏曲第1番 ホ短調
[録音]
1940年2月6&15日
RCA Victor 16313/16 (matrices Cs 96 047008/14)
【演奏】
プリムローズ弦楽四重奏団
[メンバー]
オスカー・シュムスキー(第1ヴァイオリン)
ジョーゼフ・ギンゴールド(第2ヴァイオリン)
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)
ハーヴェイ・シャピリオ(チェロ)
ヘスス・マリア・サンロマ(ピアノ)…*
復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻エンジニア:
Ward Marston (CD1&CD2),
Mark Obert-Thorn
マスタリング:Dennis Patterson
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2023年01月06日 18:00