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Naxos~2022年6月第2回発売新譜情報(5タイトル)

タネーエフ

今回はスペクトラム・コンサーツ・ベルリンが演奏するタネーエフの“弦楽三重奏曲&ピアノ四重奏曲”、オーバリン・トリオによる『ハイドン: ピアノ三重奏曲集第7集』、MARCO POLOレーベルからの移行盤『ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第8集』など世界初録音を含むCD5タイトルがリリースされます。

セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ(1856-1915):弦楽三重奏曲/ピアノ四重奏曲
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン

チャイコフスキーに教えを受け、作曲家・ピアニストとして活躍したタネーエフ。教師としても才能を発揮、スクリャービンやラフマニノフの師として名を遺しています。生前は対位法の理論家としても広く知られたタネーエフらしく、ここに収録された2曲もその持ち味が最大限生かされており、さらに哀愁漂う美しいメロディも満載の聴きごたえある作品です。
弦楽三重奏曲 Op. 31はもともとヴァイオリン、ヴィオラ、テナー・ヴィオラという珍しい編成で書かれた作品。テナー・ヴィオラとは大きなヴィオラのような形をしていて、通常のヴィオラよりも低い調弦をする楽器です。初演はこの楽器によって行われましたが、楽器自体が廃れてしまったため、現在ではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのトリオで演奏されます。古典的な形式による明るい第1楽章、湧き上がるような曲調を持つ第2楽章、讃美歌のような旋律によるゆったりとした第3楽章、そして快活な終楽章は、第1楽章の素材が時折姿を見せながら曲を盛り上げます。
ピアノ四重奏曲ホ長調 Op. 20は名ピアニストであったタネーエフならではの技巧的なピアノ・パートが聴きどころです。情熱的なモティーフに彩られた第1楽章、旋律美が魅力の第2楽章、タネーエフの特徴といえる対位法の技術が最大に発揮された終楽章を持つ充実した曲です。
スペクトラム・コンサーツ・ベルリンは、1988年にアメリカ人チェリスト、フランク・サムナー・ダッジによって設立されたアンサンブルです。
(ナクソス・ジャパン)

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲集 第7集
オーバリン・トリオ

NAXOSの人気シリーズ、「ハイドンのピアノ三重奏曲」の第7集です。今作には5曲の三重奏曲を収録。第16番は1790年6月にロンドンで出版された作品で、ヴァイオリン・パートはフルートでも演奏できるように書かれており(アルバムではヴァイオリンで演奏)、速い楽章とゆっくりとした楽章の対比が見事な仕上がりを見せています。第35番は1764~65年頃の作品で、華麗なピアノ・パートが特徴です。第37番は1766年以前に作曲され、フンメル社から出版されました。ゆったりとしたアダージョで始まり、颯爽とした第2楽章とさわやかなメヌエットが続きます。第41番は1767年以前の作品。3つの楽器は対等に扱われています。第19番は1794年にロンドンで出版された作品。二重変奏曲の形式による第1楽章、高音域の旋律が魅力的な第2楽章、ト長調に転じる第3楽章とまとまりの良い構成です。
演奏は1982年にオーバリン音楽大学の教員たちによって結成されたオーバリン・トリオが担当しています。
(ナクソス・ジャパン)

MARCOPOLO 8.223517のレーベル移行盤
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第8集~トレヴァー・ダンカン(1924-2005):管弦楽作品集
フアンドルー・ペニー(指揮)スロヴァキア放送交響楽団

トレヴァー・ダンカンは1924年生まれのイギリスの作曲家。幼少時にほぼ独学で作曲とピアノを学んだ彼は、18歳でBBCに入社、ラジオドラマの制作に携わります。1943年に従軍、47年に退役してからは、BBCの録音エンジニアとして復帰、この時に管弦楽とスコアの知識を身に付けるとともに、名指揮者レイ・マーティンの励ましを受け、自身でも作品を書くようになりました。しかし、BBCでは副業が禁止されていたため、本名のレナード・チャールズ・トレビルコック(後にトレビルコに短縮)を用いることができず、ニックネームであったトレヴァー・ダンカンをペンネームに採用したという経緯があります。1950年代には多くのライトミュージックを作曲、中も「コルシカから来た少女」はラジオで毎日のように放送されるほどの人気作となりました。その後、BBCを退社したダンカンは、イギリスでライトミュージックの流行が下火になっても作曲を続けました。このアルバムには彼の全盛期である1950年代の作品を中心に収録。さわやかな情景描写と、官能的なロマンス、繊細な詩情などが盛り込まれた美しい作品をお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

イタリアのギター音楽秘曲集
ジュゼッペ・ブシェミ(ギター)

バロックから現代の巨匠まで、イタリア音楽にとって重要な役割を担ってきたギターのために書かれた珠玉の作品を集めた1枚。最も時代が古いのはブレシャネッロの「パルティータ第7番」で、こちらは、もともとリュートに似た弦楽器"コラシオーネ"のために書かれた『18の組曲』の中の1曲。複雑な装飾と抒情的な曲調は多くのギタリストたちの注目を集めています。このアルバムではブシェミ自身がギター用にアレンジ、作品の素晴らしさを伝えています。他にはヴァイオリンと同じくギターを愛したパガニーニの作品やジュリアーニの見事な「ロッシーニアーナ」、イタリアの現代作曲家ベッティネッリの荘厳な前奏曲の他、カステルヌオーヴォ=テデスコ、マリピエロ、ゲディーニの技巧的、かつ珍しい作品を聴くことができます。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
『These Distances Between Us 私たちを隔てるこれらのもの』~21世紀アメリカ、憧れの歌
エミリー・ジョウォルスキー・コリアース(メゾ・ソプラノ)、タッド・コリアース(ピアノ)、他

現代アメリカで活躍する4人の作曲家の声楽作品を収録した1枚。現代的なサウンドによりつつ、物理的・心理的な隔たりを越えようとする愛や憧れを歌っています。冒頭のエディー・ヒルの「The Giver of Stars - エイミー・ローウェルの6つの詩」は音楽誌で「神秘に満ちた」と評価された作品。サントーレの「スルピシアの2通の手紙」はエレクトロニクスを使ってボーカルラインを補強しています。エミー賞にノミネートされたブランドウェインの「4つの歌」はシンプルな旋律を持つ美しい歌曲集。アルバム・タイトルでもあるルドマンの「These Distances Between Us」は個人的なつながりの不安定さを強調した歌曲で、不協和音やため息のような響きが多用されています。ブランドウェインの「3つのリルケの歌」も耳当たりの良い旋律を持っていますが、エレクトロニクスによる伴奏が多彩な美しさを放ちます。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年05月20日 00:00