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ブラム・ファン・サムベークによるオール・バッハ・プログラム!『バッハ・オン・ザ・バスーン』(SACDハイブリッド)

ブラム・ファン・サムベーク

これはすごい!
ブラム・ファン・サムベークがオール・バッハ・プログラムに挑戦!
パルティータ第2 番はファゴット8 重奏版で多重録音!


BIS レーベルから非常に積極的なリリースが続いているファゴット(バスーン)奏者ブラム・ファン・サムベーク。ファゴットの新たな可能性を引き出したユニークな企画で注目を集めています。今回はオール・バッハ・プログラムに挑戦。鍵盤、フルート、チェロに書かれた独奏作品をファゴットで演奏しました。

注目はパルティータ第2 番 ハ短調 BWV826。バッハの鍵盤作品中、最も有名かつ人気の作品ですが、サムベークは自身の編曲でなんと8 重奏版で多重録音しました!
長引くコロナ禍、「美しい曲や、実際のハーモニーを奏でたい」という、アンサンブルをこよなく愛するサムベークの強い思いがありこの編曲に挑戦したとのこと。多重録音の場合、通常はメトロノームやクリック・トラックで合わせて録音しますが、それで出来上がる音楽はいくら自分自身の演奏といえどもニュアンス、フレージングの面での問題があり、ましてや8 つのパートを豊かなアンサンブルにしあげるのは至難の業。そこでニュアンス、フレージングだけでなく音程を保つ上でも重要となる、いわば骨組みとなる“第9 パート”「fagotto hypothetico= 仮設のファゴット」を作曲。それはベースラインを示すだけでなく、複雑に絡み合う声部、バッハの精巧な対位法を表現するために重要なものです。これを最初に録音し、各パートの録音の際にこれを聴きながら演奏しました。それで仕上がった演奏は、まるで8 人いるサムベークがアンサンブルを楽しみながら演奏しているような驚きの出来栄え。「当曲は自分にとって、今回の災禍を象徴するものとなった」と語るサムベーク、渾身の演奏です。(完成した録音には「fagotto hypothetico」は収録されておりませんが、ブックレット裏にその一部の楽譜が掲載されています)。

このほかフランス組曲第5 番 ト長調 BWV816 (ウィンド編)、無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013 (ウォーターハウス編)、無伴奏チェロ組曲第1 番 ト長調 BWV1007 (サムベーク編) の3 篇はファゴット独奏での編曲版。多重録音したパルティータ第2 番での大きな成果もあり、演奏はより自由に、原曲の魅力を持ち合わせながらファゴットが持つ音域とサムベークでしか表現することのできない驚きの演奏を披露しています。独奏楽器としてはなかなか主役にはならないファゴットですが、このアルバムを聴けばその魅力に気づかされます!
(キングインターナショナル)

輸入盤(SACDハイブリッド)

DSD
5.0 Surround sound
マルチチャンネル
BIS ecopak
67'46

 

国内仕様盤(SACDハイブリッド)

[日本語帯・解説付き]
ブラム・ファン・サムベーク(訳:寺西肇)
DSD
5.0 Surround sound
マルチチャンネル
BIS ecopak
67'46

 

『バッハ・オン・ザ・バスーン』
【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):
1.パルティータ第2番 ハ短調 BWV826
(ブラム・ファン・サムベーク編曲によるファゴット8 重奏版【多重録音】)

2.フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
(ティーモ・ウィンド編曲によるファゴット版)

3.無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013
(ウィリアム・ウォーターハウス編曲によるファゴット版)

4.無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
(ブラム・ファン・サムベーク編曲によるファゴット版)

【演奏】
ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット/Heckel 1970)

【録音】
2021年6月&9月、ドゥシュホルム・カペル、ダンデリード(スウェーデン)
セッション録音

プロデューサー&サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2022年08月02日 00:00