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ホロヴィッツ&ワルターの凄絶ライヴ!チャイコフスキー&ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(UHQCD)

ホロヴィッツ

驚天動地のホロヴィッツ!ワルターとの凄絶な歴史的ライヴ。
ピッチ修正の上に音質向上!!

 

ホロヴィッツのチャイコンと言えばトスカニーニ共演盤2種が高名ですが、それを超えるのがこのワルターとの1948年盤です。そんな凄い演奏ですが既出盤はピッチが高く、上ずった感が拭えず、そこが演奏の特徴と勘違いされていたうらみがあります。今回の修正盤で聴くと激しい情熱のぶつかりあいだけでなく、たゆたうような大柄なロマンが味わえます。余談ながらこの演奏会はホロヴィッツのアメリカデビュー20周年を祝ったものであり、同時期にはブラームスのピアノ協奏曲第2番も演奏しており、遺されていることを祈るばかりです。カプリングのブラームスのピアノ協奏曲第1番は1936年の演奏で、ワルターにはナチスの魔の手が忍び寄っている時期の演奏。宇野功芳氏はワルターについて「第1楽章のコーダは阿修羅のようだ。しかもむきになって造型を崩すことがなく、アンサンブルもぴったりと決まっている」、「ホロヴィッツのすばらしさもまさに言語を絶する。何よりも人間業を超えたテクニックの冴えに舌を巻く。魔術的とさえ言えよう」と賞賛。お互いが一歩も譲らずしかも同じ高みに向かう和合は感動的。第1楽章210-310小節がオリジナルでは欠落しており、ここはトスカニーニ指揮ニューヨークフィルとの1935年共演演奏で補完しておりますが違和感はあまりありません。正に鬼神二人が牙をむいたドキュメントをお楽しみください。
(ミューズ貿易)

【曲目】
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(ニューヨークフィル演奏。1948年4月11日カーネギーホール・ライヴ)

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(コンセルトヘボウ管演奏。1936年2月20日コンセルトヘボウ・ライヴ)

【演奏】
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
ブルーノ・ワルター(指揮)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年01月11日 12:00