シュメルツァー&グランドラヴォア/ブリュメル:地震ミサ
レコード・アカデミー賞2019で音楽史部門賞を受賞し大きな話題を呼んだ古楽アンサンブル “グランドラヴォア”!ブリュメルの比類なきミサ曲と、エレキ・ギター(!?)も含むサウンドスケープとの融合!
古楽大国ベルギーの音楽学者としても高名なビョルン・シュメルツァーが1999年に創設した古楽アンサンブル「グランドラヴォア」。ギヨーム・ド・マショーの傑作「ノートル・ダム・ミサ曲」の録音(PGCDP32110)で「レコード・アカデミー賞」を受賞し、その野性的で迫力のある「古楽演奏」で世界に大きな衝撃を与えました。
その後もジェズアルドやジョスカンの話題作をリリースしてきたグランドラヴォアのニュー・アルバムでは、アントワーヌ・ブリュメルの驚くべき12声のミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》(地震ミサ)を取り上げました。シュメルツァーが「奇怪でユニーク」と評するこのミサ曲は、当時には前例がなく他の曲とはまったく比較出来ない特異な作品で、その後の多くのジャンルや現代のスタイルさえも呼び起こします。
2023年のヨーロッパ・ツアー中にレコーディングされたこのアルバムでは、通常の歌手陣に4人の管楽器(セルパン、ツィンク、ナチュラル・ホルン×2)が加わり、更にポルトガルの作曲家兼ジャズ・ギタリスト、マヌエル・モタが招待され、壮大な歌唱とシームレスに融合する興味深いサウンドスケープが展開されています。
(東京エムプラス)
[解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
解説:ビョルン・シュメルツァー(日本語訳:生塩 昭彦)
【曲目】
マヌエル・モタ(b.1970):Il Culto delle Pietre(器楽)
アントワーヌ・ブリュメル(c.1460-1512/13):キリエ、グローリア(ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
モタ:Kleist(器楽)
ブリュメル:クレド(ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
モタ:On the Natural History of Destruction(器楽)
ブリュメル:サンクトゥス、ベネディクトゥス(ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
モタ:The Parasite(器楽)
ブリュメル:アニュス・デイ(ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
【演奏】
グランドラヴォア
ビョルン・シュメルツァー(指揮)
マヌエル・モタ(エレクトリック・ギター)
【録音】
2023年9月9日ー10日、グロッセ・ハレ(ベルン、スイス)
ライヴ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年01月24日 00:00