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セムコフ&ポーランド国立響/ブラームス:交響曲全集(3枚組)~ムラヴィンスキーの助手を務めた実力者の遺産!

セムコフ

ムラヴィンスキーの助手を務めた実力者、イェジ・セムコフが遺したブラームス全集!

 

ポーランドに生まれのちにフランスに帰化した指揮者、イェジ・セムコフ(1928-2014)。レニングラード・フィルの副指揮者としてエフゲニー・ムラヴィンスキーの助手を務めながら指揮を教わり、エーリヒ・クライバーやブルーノ・ワルターにも師事。ボリショイ劇場やワルシャワ国立歌劇場、クリーヴランド管弦楽団など多くの重要な歌劇場、楽団のポストを歴任した実力者です。その活躍に比してレコーディングはあまり多くありませんが、オペラのほかロシア音楽や古典派、ロマン派の交響曲を得意とし、Voxレーベルから発売されベストセラーとなったシューマンの交響曲全集をはじめ一連の録音は非常に高く評価されてきました。

現在セムコフのディスクは残念ながら多くが廃盤、入手困難となっていますが、ポーランド放送(ポーランドの公共放送局)に実は録音が遺されていたブラームスの交響曲全集をポーランド放送の自主レーベル「Polskie Radio」がリリース。2008年から2009年にかけて、セムコフが79~80歳の頃にレコーディングされていたもので、規律正しい中にも優れた色彩感を放つ音楽作りは、ブラームスの交響曲を既に聴き慣れているファンにもぜひおすすめしたい好演です。
東京エムプラス

【曲目】
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98

【演奏】
イェジ・セムコフ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団

【録音】
2008年2月3日(第1番)、3月29日(第2番)、10月11日(第3番)、2009年5月21日(第4番)、NOSPRコンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2024年01月25日 18:00