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『ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の芸術』<1962年来日時ステレオ録音>(SACDハイブリッド2枚組)<タワーレコード限定>

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団

タワーレコード・オリジナル企画盤  日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON原盤 ハイブリッドSACDシリーズ」
アナログ録音名盤1タイトル 限定盤
・ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の芸術
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団/フリードリヒ・フックス(クラリネット)
~モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲/ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲《アメリカ》/ハイドン:弦楽四重奏曲《日の出》、他


古き佳きウィーンの響きを体現する伝説のクァルテットによる1962年の貴重なステレオ録音。オリジナル・マスターテープからのリマスタリングによる世界初SACD化!
2024年最新復刻 新規序文解説付
税込 5,280円(2枚組) SACDハイブリッド盤
2024年7月24日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利 篤 氏(日本コロムビア)
LP初出時のオリジナル・ジャケット・デザイン使用

企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
【参考画像】ブラームス:クラリネット五重奏曲 初出LPのアートワーク

日本コロムビアが所有する貴重なアナログ・マスターテープを使用したSACDハイブリッド化の最新復刻企画をスタートさせます。これまでDENON原盤のデジタル音源のSACD化(ORT企画)やスプラフォン等の企画を多数リリースしてきましたが、日本コロムビアはステレオ初期に来日した海外アーティストを収録していた実績もあり、まだまだ眠っているアナログ音源もあります。これまでも一部復刻しているとは言え、今回より不定期で再度スポットを当てるべく新生第1弾としまして、1962年の2度目の来日時に東京文化会館の小ホールで収録されたウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の貴重な記録を最新復刻する運びとなりました。
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は1934年に結成され、1967年に解散したウィーン・フィルのメンバーによる団体で、ウエストミンスター・レーベルにウラッハとモーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲を始め珠玉の歴史的名盤を収録してきたことは良く知られています。活動としては後年にあたる1962年には、ウラッハの弟子にあたるフリードリヒ・フックスと同曲を録音していたことは注目されるべきでしょう。その他、当時の日本ツアー時の演奏曲目も含め収録されたLP3枚分の音源を、ちょうど結成から90年にあたる2024年に初めてSACD化を行いました。尚、今回の収録順は初出時の順番ではなく、録音日で2枚に分けてのカップリングとしました。また、CD再発時には使われなかった初出時のオリジナルのジャケット・デザインを採用しています(解説書等にも掲載)。新規の序文解説、そして収録時にレコーディング・プロデューサーを務めた相澤 昭八郎氏による解説(1990年収録)も合わせてお楽しみください。

*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
【参考画像】《アメリカ》他 初出LP(10インチ)のアートワーク

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の芸術<1962年来日時ステレオ録音>(2024年マスタリング) (SACDハイブリッド)
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、フリードリヒ・フックス

[TWSA1174/5 (2SACDハイブリッド) 5,280円(税込)]


【収録曲】
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の芸術<1962年来日時ステレオ録音>
<DISC1>
1. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
2. ヨハネス・ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115
<DISC2>
3. アントニン・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 へ長調 作品96 B179 《アメリカ》
4. ヨーゼフ・ハイドン:弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 作品76-4 Hob.Ⅲ-78 《日の出》
5. 同:弦楽四重奏曲 第33番 ト短調 作品20-3 Hob.Ⅲ-33より 《メヌエット》
6. ピョートル・チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 作品11より 《アンダンテ・カンタービレ》
【演奏】
フリードリヒ・フックス(クラリネット) (1,2)
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
 アントン・カンパー(ヴァイオリン)、 ヴァルター・ヴェラー(ヴァイオリン)、
 フリッツ・ヘンチュケ(ヴィオラ)、 ルートヴィヒ・バインル(チェロ)
【録音】
1962年6月16日(1,2)、6月17,18日(3-6)  東京文化会館小ホール
【Original Recordings】
Recording producer: Syohachiro Aizawa, Assistant producer: Yo'ichi Kanayama
Recording engineer: Yoshio Uchida, Assistant engineer: Masaichiro Hirano
【原盤】
日本コロムビア

〔ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 結成90周年記念企画〕
古き佳きウィーンの響きを体現する伝説のクァルテットによる1962年の貴重なステレオ録音。日本コロムビア所蔵のオリジナル・マスターテープからのリマスタリングによる世界初SACD化!!
 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(1934~1967)が1962年の来日時に日本コロムビアに録音した貴重なステレオ録音。ウィーン・フィルを母体とする彼らと名手フックスによる典雅で甘美な演奏は今日なお室内楽ファンの愛聴盤となっています。日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープからリマスタリングを行い初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のリマスタリング音源を使用しています。
 ウィーン・フィルの奏者を母体とするウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は、1950年代のモノーラルLP時代に、米ウエストミンスター・レーベルへのハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスなどの室内楽の名盤により、日本でも多くの熱心なファンを獲得していました。1960年11月の初来日公演は、ウィーン風のきめの細かい、端正かつ流麗な表現によって多くの批評家たちから讃辞を送られ、日本各地の聴衆に歓迎されています。たまたま来日中だったパウル・バドゥラ=スコダとのシューベルト《ます》の東京での演奏会では、ステージの上まで観客席を設けるほどの盛況で話題となりました。この時、彼らが専属だったウエストミンスターの日本における契約会社、日本ウエストミンスターのために4枚のステレオLPを録音しています。
 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は1960年の好評に応え、1962年5~6月に再来日し、全国10都市で13公演を行いました。その日程の合間の3日間で、同じ資本系列下の日本ウエストミンスターを吸収していた日本コロムビアがステレオ録音したのが、このSACDハイブリッド盤2枚に収録されています(初出LPは3枚分)。モーツァルト&ブラームスのクラリネット五重奏曲では、来日公演に同行したクラリネット奏者、フリードリヒ・フックスと共演しています。フックスはレオポスド・ウラッハの弟子で、当時ウィーン・フォルクスオーパーの首席奏者とウィーン管楽五重奏団のメンバーを務めていました。来日公演ではウラッハとコンツェルトハウスによる名盤、モーツァルト&ブラームスのクラリネット五重奏曲の舞台上の再現となり、日本コロムビアはそのモノーラル名盤のステレオでの“リメイク"を行った訳です。フックスとコンツェルトハウスのモーツァルト&ブラームスはウラッハ盤を音色、表現とも若返らせたような名演となり、LP時代に3度、CD時代にも3度再発売される人気盤となりました。フックスはこの名演が機縁となり、1968年に1年間、NHK交響楽団のメンバーを務めています。
 ハイドンの《日の出》は来日公演に無い曲目でしたが、やはりウエストミンスターへのモノーラルの名盤のステレオでの“リメイク"を狙ったもので、澄んだ美しさをもつステレオ録音の音質の良さもあいまって、つややかな音色と弧を描くようなフレージングによる素晴らしい名演奏となりました。ハイドンの弦楽四重奏曲第33番の《メヌエット》がアンコール的に加えられています。ドヴォルザークの《アメリカ》とチャイコフスキー《アンダンテ・カンタービレ》は、モノーラル時代の録音が無く、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団にとって唯一の録音となった、貴重な音源です。ウィーン風の優美、かつ生命力豊かな表現は、両曲の有名な旋律をこの上なく美しく描いており、現在においても同曲CD中の名盤の一つに数えられるものです。ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のステレオ録音は貴重で、日本での録音以外には、米ヴァンガードへの《ます》(デニス・マシューズ共演)、独グラモフォンへの《ます》(イエルク・デムス共演、シューベルト四重奏団名義)、オーストリア放送へのハイドンの弦楽四重奏曲集の一部(墺プライザーがLP化)程度と思われます。今回この世界的にも貴重な1962年のステレオ録音を初めてSACDハイブリッド化いたします。
 今回の復刻は、日本コロムビアが厳重に保管していたオリジナルのアナロフ・マスターテープより新規でハイレゾ化を行ったマスターを使用していますので、従来のCD以上の音質向上となりました。各楽器の鮮明な音色や間接音、倍音の豊かさをより感じ取れます。尚、今回の収録順は初出時の順番ではなく、録音日で2枚に分けてのカップリングとしました。また、CD再発時には使われなかった初出時のオリジナルのジャケット・デザインを採用しています(解説書等にも掲載)。新規の序文解説、そして収録時にレコーディング・プロデューサーを務めた相澤 昭八郎氏による解説(1990年収録)も合わせてお楽しみください。

※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープより2024 年にリマスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用(他のジャケット・デザインを解説書他に一部収録)
※ 解説:板倉 重雄(新規序文解説)、相澤 昭八郎氏(ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団とその録音:(1990年1月/1996年8月改稿)。解説書合計8ページ
※ マルチケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団