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エヴァ・ゲヴォルギヤン『ショパン&ラフマニノフ 日本公演ライヴ』(2枚組)~2021年ショパン・コンクール最年少ファイナリスト!

エヴァ・ゲヴォルギヤン

驚愕の演奏!
鉄壁のテクニックと豊かな詩情
2021年ショパン・コンクール最年少ファイナリスト
大注目の逸材、エヴァ・ゲヴォルギヤンによる
凄まじい完成度の2023年初来日ライヴ

エヴァ・ゲヴォルギヤンは2004年モスクワ生まれのロシア系アルメニア人ピアニスト。 モスクワ音楽院等で学び若くして頭角を現し、著名な指揮者・オーケストラとの共演や数々の音楽祭への参加で注目を集めます。2021年第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで最年少ファイナリスト。これからの活躍が非常に楽しみなピアニストです。

当盤には2023 年に行った初来日リサイタルを収録。自身が得意とし共感する作曲家、ショパンとラフマニノフに特化したプログラムです。まず驚くべきはその凄まじい技巧。ライヴとは思えない正確さとスピードで奏でられる嬰ハ短調のエチュード!かろやかに輝きながら転がっていく走句と、バランスよく強靭に響かせる和音の見事な対比。そしてさらに詩情があり歌があり、フレーズを考えたテンポの揺らぎなど実に音楽的。2 曲のピアノ・ソナタでは様々な演奏技法が駆使された堂々たる音楽が鳴り響きます。そしてアンコールは幸福感たっぷり。ALTUSの録音も美しく、ピアノを聴く喜びに満ちたアルバムです。

50 を超える国際コンクールを勝ち抜いてきた鉄壁と言われるテクニック、十代とは到底思えない堂々とした構成感は映像からもうかがい知ることができるが、実際のエヴァの演奏を聴くと一音一音がよく通り、透明感のある響きと豊かな色彩がホール全体に行きわたる様子が一層はっきりと感じられる。重厚でありながら前に進んでいく躍動感があり、演奏されている響きに対する最良のテンポを瞬時に的確に捉える鋭い感性がある。これらはすぐれたピアニストには必須のことであろうが、エヴァは音楽への謙虚さ、几帳面さ、大胆さなど、そのことを実現するための内面的な資質を持っていると思う。(石原良也氏の解説より)
(キングインターナショナル)

【曲目】
[CD1]
ショパン:
ノクターン第17番 ロ長調 Op.62-1
エチュード ホ短調 Op.25-5
エチュード 嬰ハ短調 Op.10-4
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
4つのマズルカ Op.17(全曲)
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調『葬送』 Op.35

[CD2]
ラフマニノフ:
練習曲集『音の絵』 Op.39より 第1番 ハ短調、第2番 イ短調、第3番 嬰へ短調、第6番 イ短調
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36

(以下アンコール)
ラフマニノフ:イタリアン・ポルカ*
ショパン:24の前奏曲より 第20番 ハ短調*
リスト:ラ・カンパネッラ*
アート・テイタム:キャラバン**
チャイコフスキー/プレトニョフ編:『くるみ割り人形』より 金平糖の精の踊り**

【演奏】
エヴァ・ゲヴォルギヤン(ピアノ;ヤマハCFX)

【録音】
[ショパン&アンコール*]2023年9月6日/浜離宮朝日ホール
[ラフマニノフ&アンコール**]2023年9月9日/浦安市文化会館
ライヴ録音

国内製作
日本語帯・解説付

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年07月26日 00:00