『エミール・ギレリス・ライヴ・イン・パリ』~父娘共演のモーツァルト、ベートーヴェン“皇帝” 初出音源!
フランス国立視聴覚研究所音源提供
エミール・ギレリス、パリでの演奏会の貴重な記録!
父娘共演のモーツァルト、ベートーヴェン「皇帝」!
驚きの初出音源のディスク化を進めているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの復刻で、エミール・ギレリスがパリで行った演奏会からの初出音源集です!
注目は娘エレーナと共演したモーツァルトの2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調。当曲は1973年、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との大名盤がありますが、当録音は翌1974年12月の演奏。ロベール・カサドシュの甥、ジャン=クロード・カサドシュ指揮、フランス公共放送室内管弦楽団との共演で、非常にあたたかい音楽を奏でています。
「皇帝」はライヴを含め数多く録音が残されていますが、当演奏は1969年10月、シャルル・ブリュック指揮、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団との共演。ギレリスらしい一切ぶれることのない演奏を披露しています。なお、録音当時のレコーディング・エンジニアのミスでライヴ翌週にステレオ・マスターテープの一部を破損してしまいました。そのため第1楽章のみマスターからの復刻でステレオ、第2、3楽章は1969年11月11日に放送された音源を使用、モノラルとなっております。スペクトラム・サウンドの丁寧な復刻で美しい演奏が蘇りました。
ボーナストラックとしてサル・プレイエルでのライヴ音源から自身で編曲を加えたリストのラ・カンパネラ(1954年/モノラル)、リストのハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」(1960年/モノラル)を収録。演奏終了後の大熱狂も堪能できます。切れ味抜群のギレリスの演奏をお楽しみください。
※日本語帯・解説はつきません。
(キングインターナショナル)
【曲目】
●モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365(316a),
エミール・ギレリス(ピアノ)、エレーナ・ギレリス(ピアノ)
ジャン=クロード・カサドシュ(指揮)、フランス公共放送室内管弦楽団
ライヴ録音:1974年12月6日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
●ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
エミール・ギレリス(ピアノ)
シャルル・ブリュック(指揮)、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1969年10月28日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【第1楽章:ステレオ、第2&3楽章:モノラル】
●リスト:ラ・カンパネラ
エミール・ギレリス(ピアノ)
ライヴ録音:1954年2月26日/サル・プレイエル(パリ)【モノラル】
●リスト:ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」
エミール・ギレリス(ピアノ)
ライヴ録音:1960年3月6日/サル・プレイエル(パリ)【モノラル】
Previously unissued recordings
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供
(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020
掲載: 2024年07月31日 00:00