インタビュー

ナンバーガール

2000年の前作『SAPPUKEI』は、いまだ聴き手をサティスファイさせるアルバムだ。が、ついさっきまで新譜だと思っていたそんな傑作も霞む、とんでもない<新譜感>を纏ったアルバム??『NUM-HEAVYMETALLIC』が!!

INTERVIEW FEATURE 1 向井秀徳(ヴォーカル/ギター)


 ナンバーガールのニュー・アルバムである……もう一回! ナンバーガールのニュー・アルバムである! なにゆえ声を大にして言いたいのか? まあ、前のアルバム『SAPPUKEI』から1年9か月、2001年にリリースがなかった(サントラ「けものがれ、俺らの猿と」に参加というのはあったが)ということもあるが、それだけ待った甲斐のあるモノ、それ以上のモノが届いたんだから! 『NUM-HEAVYMETALLIC』――この、かつてないほどの<新譜感>はナニ!?

「新譜……感、ですか(笑)。まあ、ひとつとしては、間が空いているということもありますが。で、間が空いて、曲も……その、ライヴをずーっとやってるとき、曲をあんまり作ってなかったですから。このアルバムの曲作りを始めたのが、去年の秋ぐらいですねえ。で、そこでひさびさにその、ガッツリ曲を作る……テンションがガーッと上がっていったんですけど、そこで自分でこう、驚きがあった。驚いたっちゅうか、<なんでこんな曲がでてくるんかな?>っていうのがありましたねえ。いろんなタイプの曲が出来たしですね、それは多分、ひさびさにやって……こうしようと思ったんやないけど、その年月がやはり……」。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年04月25日 12:00

更新: 2003年03月07日 19:16

ソース: 『bounce』 231号(2002/4/25)

文/久保田泰平