インタビュー

ココバット(3)

過去を見つめ直し、これからに向けて……

 さて、10周年ってところでは、2001年10月に元メンバーのバンド、PULLING TEETH、DESSERETとツアーを敢行。最終公演のアンコールではオリジナル・メンバーでの演奏もおこなわれた。

「おもしろかったですよ。いまのファンは10年前のラインナップを見たことがないですよね。でも、〈やるぞ!〉って大袈裟になるのも嫌だし。だから最後にスーッとやってビックリしてくれれば……それだけで。たまたま、いっしょにやろうかって感じで、あんまり気張ってないですね」。

あくまでもマイペースで前進を続けるCOCOBAT。最後にあらためて、これまでのキャリアを振り返ってもらおう。

「こういううるさいバンドをずっとやってるのって、これまでにないパターンだし、それはそれで良いのかな。音もスタジオでジャムりながら、4人で均等に作るんですよね。これからも、音楽のことだけ必死に考えてやっていくと思います」。

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掲載: 2002年05月09日 18:00

更新: 2003年03月07日 16:48

ソース: 『bounce』 228号(2001/12/25)

文/土屋恵介