インタビュー

Westlife(2)

アルバム・リリースのたびに高まる音楽性

 「この曲では初めてアイリッシュ・パイプやアコーディオンを使ったんだ。この曲 をより美しくするためには、それらの音が必要だった。こういうウエストライフらしいバラードを中心に、今回はさらに新しいチャレンジもしたよ。前作でトライしたアップテンポの曲にも自信がついたし、スパニッシュ風バラードや、“Imaginary Diva ”っていうファンキーなR&Bもいい出来だと思う」。

この“Imaginary Diva”のプロデューサーが、クレオパトラなどの女性ヴォーカル曲で真価を発揮するカットファーザー&ジョーというのも注目だが、なによりも、この曲をはじめとする自作曲の増加に彼らの成長をみる思いだ。

「誰も僕たちが曲を書くとは思ってなかったみたいだから、こっちからA&Rマンに売り込んだんだ。そうしたら一発でOK(笑)。それで前作に初めて自作のオリジナル曲が入ったんだけど、今回は6曲に増えてる。それも含めて、このアルバムで僕たちはネクスト・レベルに達することができたと思うんだ。僕たちのハーモニーのなかにあるエヴァーグリーンな響きにも磨きをかけることができたしね。すごくエキサイティングだよ!」。

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掲載: 2002年05月30日 18:00

更新: 2003年03月03日 21:58

ソース: 『bounce』 227号(2001/11/25)

文/染野 芳輝