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インタビュー

復習!キリンジの華麗なる銀盤たち


『2 in 1』
ナチュラルファンデーション(1999)

初期の名作マキシ・シングル“キリンジ”と“冬のオルカ”の2枚を1枚に収めた本作は、泰行と高樹の〈2in1〉であるキリンジが始めた、楽しくも奇妙な二人三脚のはじめの一歩。長らくご無沙汰な友人のもとへ届け、素晴らしき曲たちよ。

『ペイパードライヴァーズミュージック』
ワーナー(1998)

二人三脚じゃ間に合わない。才気走った2人が、豊かすぎるイマジネーションの力を借りて、車代わりに珠玉の曲たちを走らせてしまったファースト・アルバム。僕だけの東京ドライヴは、流麗なアレンジに飛び乗った瞬間から鮮やかに始まる。

『47'45"』
ワーナー(1999)

ラテン・マナーの軽やかなパーカッション&マリンバに誘われて走り出した、緑豊かな99年の夏。カントリー・ロードを経て、ブラジルへ。はたまた、NYのブリル・ビルティングから心のふるさと、風街へ。待つのは華やかなウイニング・ラン。

『3』
ワーナー(2000)

全国ツアーを全力で走り抜き、汗に濡れた男たち。ウェットな叙情はそこそこに、ファンキーなホーンを伴って“グッデイ・グッバイ”。“イカロスの末裔”でロレッタ・ハロウェイの“Runaway”の勢いを借り、雪の降る千年紀末をひとっ飛び。

『RMX』
ワーナー(2001)

オフといえば、オールスターのコンペでしょ。FPMにSUGIURUMN、福富幸宏にDUB MASTER X、そして、さり気なく本人たちもエントリー。数々の好作品を叩き出したクラブの達人たちが放ったのは白球か、はたまた大ヒット?

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年05月30日 16:00

更新: 2003年03月06日 19:33

ソース: 『bounce』 227号(2001/11/25)

文/小野田 雄

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