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インタビュー

KYOTO JAZZ MASSIVE

〈待望〉という言葉はこういうときに使うものだ。クロスオーヴァー・シーンにおける真打ち中の真打ち、KYOTO JAZZ MASSIVEがついに凱旋する。世界が真に待望する〈日本の音楽〉が、いま放たれる!!



 2002年はクロスオーヴァー・シーンの当たり年だ。ジャザノヴァを筆頭にニュースピリット・ヘルシンキ、ウーシー・クラッセンの初アルバムが出たし、ディーゴはやたらにドープでエレクトロなスピリチュアル・ジャズ・アルバムを発表した。スピリチュアルと言えばフジロックにもやってきたシネマティック・オーケストラのセカンド・アルバムも忘れ難い。で、日本は?ということでKYOTO JAZZ MASSIVE(KJM)のファースト・アルバムがコンポストを経由していよいよ登場だ。MONDAY満ちるや初期MONDO GROSSOとの一連の仕事、そしてメンバーであるCOSMIC VILLAGEでの活動、またクラブ〈THE ROOM〉のプロデュースを続ける兄・沖野修也と、京都~大阪を足場にDJ活動とレーベル運営を続ける弟・沖野好洋がKJMをスタートさせたのはまだアシッド・ジャズの影響色濃い10年ほど前。監修したコンピこそ出していたが、事実上のアルバム・デビューはこの『SPIRIT OF THE SUN』ということになる。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年09月05日 16:00

更新: 2003年02月13日 12:10

ソース: 『bounce』 235号(2002/8/25)

文/池谷修一