DABO本人のコメント&代表作品つき、超傑作『HITMAN』の超傑作トラックを作ったのはこの人たち!
DJ HAZIME
DJとして長らくDABOの相方を務め、前作にも参加したDJ HAZIMEは今回“BIGMAN!”をプロデュース。「このヒゲがね、いちばんトラック上げてくるのが遅くてさ(笑)。俺にしては珍しくリリックが先に上がって、ドラムスに乗せたリリックを持っていって渡したらバッチリなのが出来た。ツアーではこれからも世話になるし、単純に相棒だから……これからもよろしく」。
A KID CALLED ROOTS
デフ・ジャム御用達のヒット請負人。今回は“場外ホーマー”をプロデュース。「もともとのインディー・ヒップホップ魂みたいのを抱えながら、いまは超バウンスの売れる曲を作ってる人で、出す曲全部がかっこいい。腹括ってる超プロだから、シングル曲が4分とかだと怒り出すんですよ(笑)、〈3ヴァース目なんて誰も聴いてねえぞ〉って。それで“場外ホーマー”も短くした(笑)」。
DJ WATARAI
名曲“レクサスグッチ”を手掛けたヒットメイカー、DJ WATARAIも“Murda!!!!”など2曲で登板。「ワタくんは俺のヒップホップ人脈にかなり早い時期から入ってる人で。ワタくんって昔は日本語ラップが大嫌いだったから(笑)、まさかいっしょに仕事をするようになるとは思ってなかった。いつもシングルの匂いのする曲を作ってくるんですよ。バッチリですね」。
AQUARIUS
NITROでの盟友DELIとYAKKOのプロデュース・チーム。意外にもDABOのソロには初登場。「やっとできたね、って感じで。AQUARIUSのトラックで歌ったことは何度もあるんだけど、俺の作品ではなくて。今回はやろうよ、って前から言ってて、一番乗りくらいで持ってきてくれた。DELIくんは本当のハードコアだから、そんな彼が作った切ないビートってとこにヤラれて“恋はオートマ”ができた」。
GE-OLOGY
ビヨンド・リアル周辺でも活躍のジオロジーは今回4曲をプロデュース。「ルーツとは反対で、ジオは何も言わない。“ねぇD(LADY)”とかは曲が6分半あっても何も言わなかったね。彼は〈インディーが髪を伸ばして歩いてる〉みたいなヤツ。いまでも電話連絡のつきにくい、古き良きB・ボーイって感じでさ、ルーツとは両極端だね。とにかくアーティストというか芸術家肌で、あったかくてユルい感じ」。
D.O.I.
日本のヒップホップ作品を支える最強のエンジニア。最近はトラックメイカーとしても活躍。「D.O.I.くんにはホント頭が上がらない。ミックスの大事さがわかるようになると、〈やっぱD.O.I.くんは凄えな〉っていうのもどんどんわかってきたし、いままでも〈このミックス、D.O.I.くんじゃなかったらヤバかったね〉っていう曲もあった。D.O.I.くんとだけでアルバム一枚作ってもいいくらい、愛してます」。
SHONDRAE
リュダクリスを手掛けて注目を浴びたアトランタの売れっ子。先行シングルの“D.A.B.O.”をプロデュース。「彼にだけは会えてないんだけど。“D.A.B.O.”は俺の名前の曲だし、新しいDABOアンセムなので、今回のプロジェクトのスタートをあれで切れたのは凄く有意義だった。『HITMAN』のイメージの具現化っていうか……。キミのビートはヤバいから、またぜひお願いしたい、って感じかな」。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2002年10月03日 14:00
更新: 2003年02月13日 10:56
ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)
文/bounce編集部