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インタビュー

頭文字Dのマイクでガツン☆あれこれ

 DABOをフィーチャーした曲を挙げていけばキリがないが、印象的な客演をいくつか紹介しておこう。まずはZEEBRAの“城南ハスラー”。これは〈パート2〉もあり、今後のシリーズ展開にも期待。で、DJ OASISのアルバム『東京砂漠』に収録された“煙吐く東京”でのシリアスなラップも凄まじい。DJ MASTERKEYとの“HONEY LOVE”では、ループに同機したメロディアスなフロウを披露。ほかにもDJ SACHIHOやDJ HASEBEなどDJ/トラックメイカー仕切りのアルバムに招かれることは多いが、それはビートを選ばないヴァーサタイルな喋りの実力を証明するものであり、他のMCとの決定的な差異を理解できる評決の場でもある。歌モノだとTylerやKAANA、意外なところでは川端要(CHEMISTRY)との“BROTHERHOOD”も。さらには、ミクスチャー系バンドのETERNAL-Bとの異種格闘技戦も鮮烈だった。

 そして、やはり名演揃いなのがSHAKKAZOMBIEとの共演だ。そもそも97年の初共演曲“共に行こう”はDABO最初期の録音であり、共に登場したNITROメンバーとの絆を育んだ曲でもある。その後も“6 BAR RELAY”など名演は多いが、彼らの最新作『THE GOODFELLAZ』収録の“IT'S OKAY”におけるDABOの振る舞いも素晴らしい。そのNITRO勢については触れられなかったが、彼ら総体の動きに関しては近々取り上げる機会もあるはずだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年10月03日 14:00

更新: 2003年02月13日 10:56

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/狛犬