インタビュー

椎名林檎(4)

新作『加爾基 精液 栗ノ花』に参加&ゆかりの深いアーティストたちからのコメントをお届け!! その1

百々和宏
(モーサム・トーンベンダー)

しゃもじに付いたご飯がカチコチに乾いてゴシゴシやっても取れない時は、慌てず騒がず水に浸して3分間、柔らかくなるのを見計らって一気に洗えばよい、と言ってくれたアルバム。

▼新作の2曲にギターで参加した百々和宏率いるモーサム・トーンベンダーの作品。

新作『加爾基 精液 栗ノ花』に参加&ゆかりの深いアーティストたちからのコメントをお届け!! その2

金原千恵子
今回、レコーディング前に林檎ちゃんと打ち合わせをしたとき、ビックリ!!するほど几帳面に書かれたスコアを手にしました。目をとおしていくと、そのシンプルな譜面上にとても明確なヴィジョンを感じ、レコーディングが楽しみになりました。頽廃的な世界から恐ろしくドラマティックに展開する“茎”という曲は、私にとってまさにツボハマでした!

▼新作の“茎”にストリングスで参加した金原千恵子の作品。

新作『加爾基 精液 栗ノ花』に参加&ゆかりの深いアーティストたちからのコメントをお届け!! その3

アヒト・イナザワ
(ex. ナンバーガール)

まったく、なんてすごい作品を作るのでしょうか? どう表現していいかわかりませんが、おもちゃ箱と化粧箱が同居しているお城のようですね。男性はこういう女性に魅せられるのでしょう。そんな作品だと思いました。

▼新作の2曲にドラムで参加したアヒト・イナザワが所属していたナンバーガールの作品。

新作『加爾基 精液 栗ノ花』に参加&ゆかりの深いアーティストたちからのコメントをお届け!! その4

松崎ナオ

とても〈自由〉なんだろう。掌で握りしめた自由。指の間からグニャーっと出てきたものを素足で丸めて、好きな人たちと形をつくってできたアルバム。そんな印象を強く受けました。その掌をぱっと広げた時の作品がより楽しみになりましたわ。そして個人的には“葬列”という曲が頭にしびれて動けない始末でございますが……かしこ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年02月27日 18:00

更新: 2003年03月06日 16:27

ソース: 『bounce』 240号(2003/2/25)

文/早川 加奈子

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