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インタビュー

m-flo loves Crystal Kay

m-floからM-FLOへ。そして、復活第1弾ヴ?璽?螢好箸蓮Crystal Kay! 絶妙の相性でもって2枚のシングルを同時リリースする両者をキャッチしたぞ!!


 しばらく活動休止状態だったM-FLO。その間にソロ転向を決めたLISAの穴を埋めるのは誰?と、彼らのベスト・アルバム『The Intergalactic Collection~ギャラコレ~』のジャケに写っていたアイマスクのお姉さんを見ながらヤキモキしていた人も多いだろう。で、ズバリ、M-FLOの新ヴォーカリストはCrystal Kayだ。何だかルーシー・パールみたいなドリーム・チーム? いや、でもこの組み合わせ、なるべくしてなったというか、不思議と驚きはない。M-FLO(VERBAL & ★Taku)とCrystal Kay、それぞれ主客が交替した形の2枚の共演シングルを同時リリースする3人をキャッチした。

とにかく楽しくやろう!

――まず、ヴォーカリスト決定の経緯を教えてください。

VERBAL(以下V)「LISAが脱退した後、タクといろんなヴォーカリスト候補を挙げていったなかで、M-FLOのカムバック曲に相応しいのはクリちゃんかな、と。やっぱりインターナショナル感というか……それは英語が喋れるとかいうことじゃなく、外国の人が聴いても違和感がなく、でも日本の人が聴いてもいいなと思える、そういういい意味でポップなものを対等に作れる人がいいねって」

★Taku(以下T)「間違いないです。音楽を作る感覚やヴェクトルが近くて、M-FLOのクォリティーをフルに活かせる人とやりたくて……クリスタルはヴォーカルのテクニックとか表現力とかすべてを持っていた。実はベスト盤の最後にブレスが入っているんですけど、そのブレスに彼女の声を使って仄めかしてたんですよね」

――Crystal KayさんはM-FLOに参加することになってどうでした?

Crystal Kay(以下CK)「M-FLOは日本でいちばん〈海外〉っぽい感じの音楽を作る人たちだなと思ってた。日本の人も外国の人も聴けるっていう部分はクリの曲もそういう感じだと思うし、そう、それにVERBALとクリの声(の質)が合ってるって言われるの」

――新ヴォーカリストを迎えたことで、以前のM-FLOと変わったことって?

T「いままでのM-FLOはぜんぜん否定してないし、過去に対抗しようという気持ちもなくて、とにかく楽しくやろう!ってアプローチですね。もちろんクリスタルがLISAと比較されることはあると思うんですけど、今回はぜんぜん違うタイトな曲ができたと思うし、自由度もより増した。確かにLISAが脱退したのは寂しいことだったけど、いまになって思えばお互いに必要なことだったのかな、と」

V「ウチらふたり的には前と変わんないっていうか……いままでのM-FLOの曲を気に入ってくれたみたいに、今回クリちゃんが入ったM-FLOとして、また以前と同じ楽しみ方をしてくれたらいいな……って単純にそんな感じですね」

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年06月26日 11:00

更新: 2003年06月27日 16:51

ソース: 『bounce』 244号(2003/6/25)

文/林 剛