インタビュー

FIRE BALL

4つの個性がブツかり合って生まれた超ド級の火の玉──その名もFIRE BALL!! 爆発寸前の彼らから届けられた新作は、ダンスホールの天井すら突き破らん勢い!!


 ソロのDJ、シンガーが主流のダンスホール・レゲエのシーンにおいて、FIRE BALLは、本国ジャマイカで現在活躍するT.O.K.やワード21らと並んで、世界的に見ても数少ないグループとして活動するアーティストだ。しかし、ここに集まった彼らが本家たるT.O.K.やワード21と違うのは、それぞれがダンスの現場や、ダブを含めたレコーディングといった場数を結成以前からソロでこなしており、その技術を磨き上げながら現在へと至った集団だということだろう。彼らは固まって初めて一人前になる、ひと山なんぼのDJ/シンガーの集まりではない。それぞれに才能豊かな集まりなのだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年07月03日 11:00

更新: 2003年07月31日 18:46

ソース: 『bounce』 244号(2003/6/25)

文/一ノ木 裕之