いくわよ!! ビヨンソロジー
DESTINY'S CHILD 『Destiny's Child』 Columbia(1997) 8歳からプロとして歌い始めたビヨンセが16歳にして辿り着いたデビュー作品。この時点ではグループの1/4で、制作面でも“Birthday”でソングライターのひとりに名を連ねるのみ。まだメンバーの仲も良さそうね。
DESTINY'S CHILD 『The Writing's On The Wall』 Columbia(1999) ジャケでの立ち位置が物語るメイン格への成長……5曲のプロデュースに携わり、ヴォーカル・アレンジも多数。譜割とメロの展開がヘンな“Jumpin Jumpin”は現在のビヨンセに直結する自作の名曲です。
DESTINY'S CHILD 『Survivor』 Columbia(2001) ほぼ全曲のプロデュースを手掛け、無敵キャラとして勝利宣言。初ソロ曲“My Heart Still Beats”もあるけど、セリーヌ・ディオンばりの歌い上げがなんか凄い。なお、“Dangerously In Love”はここに収録。好きなコトバなのか?
DESTINY'S CHILD 『This Is The Remix』 Columbia(2002) お馴染みモーリス・ヨシュアのハウス・ヴァージョンなど、過去のリミックス曲を集めた便利盤。とはいえ歌い直してる曲も多いので、グループの外伝として解釈すべき一枚かも。“Independent Woman Part II”が過激!!
DESTINY'S CHILD 『8 Days Of Christmas』 Columbia(2001) ムーディーなクリスマス・アルバム。オリジナル曲も良い出来だが、ビヨンセがアレンジしたスタンダード曲の何とイマジネイティヴで神秘的なこと! ビヨンセのソロ“Silent Night”も独自解釈バリバリでよろしい。
MTV'S HIP HOPERA CARMEN 『Soundtrack』 Music World/Columbia(2001) MTV制作〈ヒップホペラ〉のサントラ。男を翻弄するカルメンに扮したビヨンセはラップに初挑戦。当時交際をウワサされていたモス・デフの悪漢ぶりも聴きモノでしょう。
AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 『Soundtrack』 Maverick/Warner Bros.(2002) ヒロインだけに当然サントラにも参加。ソリッドな“Work It Out”での熱唱に燃えつつ、役名フォクシー・クレオパトラ名義でのディスコ・パッチワーク“Hey Goldmember”が無邪気で最高!
MICHELLE WILLIAMS 『Destiny's Child』 Music World/Columbia(2001) どう見ても慎ましやかなミッシェルが、意外にもデスチャからのソロ・アルバム第1弾に。デスチャの“Gospel Medley”が再録されている他はビヨンセの影はナシ。敬虔で清々しいゴスペル作品。
KELLY ROWLAND 『Simply Deep』 Music World/Columbia(2002) 大輪&満開に咲くビヨンセの脇でひっそり咲き続けた折れない花=ケリーの初ソロ・アルバム。ネリーとの“Dilemma”が2002年を代表する超ヒットになったのは、永遠の脇役(失礼)へのご褒美だったのか?
SOLANGE 『Solo Star』 Music World/Columbia(2002) デスチャ来日公演でも話題を呼んだビヨンセの妹、ソランジュ。詞曲を手掛ける多才ぶりもなかなかで、姉妹共演曲をボーナス・トラックにしたのはたぶん意地でしょう。まあ、デキる姉ちゃんを持つと苦労するわな。