BACK DROP BOMBに惹かれたオトコたちに語っていただきました!
磯部正文(HUSKING BEE)
美味しい!――なんて感ずる料理には、やはり手間暇かかってるもんです。厨房を覗きたくなるところを抑えて、〈ごちでした!〉と思うことたびたび。久しぶりのアルバムとなると、気まぐれなこだわりシェフの集まりな雰囲気、大アリ。味をしたためつつ、吟味すれば隠し味をも楽しめやす。どんくらい煮たんだろか? どんくらい揚げたんだろか? どんくらい焼いたんだろか? どんくらい生なんだろか?……甘さも辛さも感じるが、それは知ってるよな、でも、いままでになかったような不思議な味わいの調理であるような。
CHOZEN LEE(FIRE BALL)
BACK DROP BOMBとは、前にリミックス仕事でいっしょに遊ばせてもらったことがあって、俺ん中であの曲は〈クラシック〉になってるな……皆はどーだかは知んないけど……。BACK DROP BOMBはヤリたいことを全部自分たちでヤッテるっていう印象が俺にはあって。実際そーなんだろーね。そこが結構、自分ら的に共感できるところなんだよね。ジャンルが違くてもヤッテることヤリたいこといっしょじゃん!みたいな。リスペクトだね。ライヴも体感したけどスゴイ! タカくん(白川貴善)とは、地方とかに行っても良く会う。音で出会ったわけだし、これからも音で繋がっていきたいですね。
松田岳二
BACK DROP BOMBの音楽は、いつも絶妙なバランスの上に成り立っていて、それはこのメンバーでしか絶対に有り得ないモノだと思う。濃度が高いサウンドとリリックのバランス、違った声の持ち主たちのバランス。〈絶妙なバランス〉って積み木のジェンカのように、なにかを引くと崩れてしまいかねないし、逆になにかを足すことは至難の業……でも、そのバランスの上に〈なにか〉を足すという作業に参加できたことは本当に嬉しかったし、勉強になりました。『NIPSONG』――イントロからアウトロまで最高に好きです。ツアーに向けて頑張ります。
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2003年07月31日 12:00
更新: 2003年08月14日 19:05
ソース: 『bounce』 245号(2003/7/25)
文/bounce編集部