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インタビュー

R&B/ヒップホップ×バングラ・ビート=???

 そもそもティンバランドが90年代後半に作り上げていたトラックにはストレートに現在のバングラ・ビートに通じるものが見受けられる。なかでもわかりやすいのはミッシー・エリオットの“Get Ur Freak On”だろう。が、パンジャビMCの“Mundian To Bach Ke”がUSでここまで受け入れられたのは、トゥルース・ハーツの“Addicted”がインド歌謡をサンプリングし大ヒットしたことで、広い意味での〈インド感〉がR&B/ヒップホップ・トラックにおける一種の流行となっていたという素地があったからだと思われる。一方、UKではR&Bのシングルにバングラ・リミックスを収録するのが流行っており、なかでもパンジャビ・ヒット・スクワッドなるリミキサーはマライア・キャリーやアシャンティなどを手掛けている。いまや大西洋の両岸でバングラ・ビートが響き合っているのだ!!

▼文中に登場する作品の一部を紹介。


マライア・キャリーのシングル“Boy(I Need You) -Feat. Cam'ron”(Def Jam)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年08月14日 16:00

更新: 2003年09月04日 19:50

ソース: 『bounce』 245号(2003/7/25)

文/狛犬

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