インタビュー

ウェルカム・トゥ・ザ・パーティー!!──最新ライヴ・レポート 7月8日(火)カリフォルニア・ポモナフェアプレックス

〈Warped Tour〉でアンドリューW.K.の最新ライヴを目撃。アンドリューはあの薄汚れた白の〈戦闘服〉ではなく、黒のスウェットによれよれのTシャツ姿で登場。ストレートでオープンな新作の作風に合わせ、服装も親しみやすくしたかったそうだが、これじゃ寝起きじゃん? そう思った矢先に“Ready To Die”がスタート、突如炸裂した爆音に叩き起こされる。寝てたのは私のほうか……。会場のボルテージが急激に上がり、瞬く間に巨大モッシュ・ピットが誕生。次の“Girls Own Love”では「ジャンプ! ジャンプ!」のかけ声で地響きがするほどキッズが飛びまくり、早くも会場に一体感が生まれる。その勢いで“She Is Beautiful”に突入し、フロアは大合唱。足上げダンスでさらに盛り上げてから、新作収録曲の“Your Rules”やデビュー・アルバムの日本盤ボーナス・トラック“We Want Fun”に繋げていく。代表曲“Party Hard”ではピットに降り、世界中に響き渡るような大声で絶叫! ラストの“I Get Wet”では腕を振り回し、キーボードを打楽器のように激しく叩き、アンプに体当たり。それでも飽きたらずに、最後には客席へダイヴ! 異様に濃厚な30分間だった。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年08月28日 14:00

更新: 2003年09月04日 19:50

ソース: 『bounce』 246号(2003/8/25)

文/権田アスカ

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