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インタビュー

キリンジ必修盤を(本人コメント付で)復習!

ペーパードライヴァーズミュージック ワーナー(1998)「レコーディングっていうものを、そんなにわかってないときに録った」(泰行)という言葉通り、まさにペイパードライヴァー状態で走り始めた初めてのアルバム。とはいえ、車窓越しに流れるロマンチックな風景を眺める余裕も。“双子座グラフィティ”“冬のオルカ”ほか収録。

47'45" ワーナー(1999) ラテン・ロック・フレイヴァーの“Drive me crazy”、クラシカルな趣の“口実”など、楽曲のヴァリエーションをぐっと広げたセカンド。「ファーストより作曲のスキルはアップしてる感じするよね。曲によってツイン・ドラムを入れたり……とにかく贅沢に作った感じがするアルバムですね」(高樹)。

3 ワーナー(2000) 名曲の誉れ高い“エイリアンズ”“アルカディア”ほか、怒濤の先行シングル・ラッシュを経たのちに辿り着いたサード。「すごい年だったからね。シングル4枚出して、ツアーも3回。自分の尻を叩きながらムチ打って走ってる感じ。アルバムにもそういったものを凝縮した感じがありますね」(泰行)。

Fine ワーナー(2001)「まさに『3』のあとに出た感じ……だよね。精力的に動いてきて、聴く人の存在が明確になってきた……それで、落ち着いた感じでやってみたアルバム」(泰行)という4作目。当初の仮タイトルは〈オーソドックス〉だったとか。aikoをゲスト・コーラスに迎えた“雨は毛布のように”ほかを収録。

OMNIBUS ワーナー(2002) 初のセルフ・プロデュース作は、藤井隆やかせきさいだぁに贈った楽曲のセルフ・カヴァーやクイーンのカヴァーなどで構成された企画盤趣向の内容に。「作ってみてわかったことがいっぱいあったなあ。曲はしっかりと作っているから、考えようによってはある程度のラフさも必要なんだな、とか」(高樹)。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年09月25日 14:00

更新: 2003年10月09日 18:16

ソース: 『bounce』 247号(2003/9/25)

文/久保田 泰平