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インタビュー

コンピでチェックするのもアリ!!

 まずは〈Reggae Gold〉シリーズの兄弟盤『Soca Gold 2003』。ブンジ・ガーリンやスクエア・ワンといったソカの代表選手がズラリと並んでおり、ソカの楽しさや(いい意味での)バカっぽさが詰まってます。T.O.K.のソカ・チューン“Dem Perignon”も収録されているので、ダンスホール・ファンもマスト。2004年度版もそろそろリリース予定!! また、『Party Alliance 2003』はKMCが取り仕切ったコンピで、旬のハードコア・ソカを楽しめる内容。なかでも王者の風格を見せるマシェル・モンターノ“Mad Amn”が強烈。お次はカリビアン・ムードをポップなメロディーで綴ったステートメント“Wanna Be(Right Day)”を収録した『Wanna Be』。ケヴィン・リトル“Turn Me On”路線のポップ・ソカを数多く収録しており、現在のソカ・シーンにおけるひとつの流行を聴き取ることができます。ジャケもイカス『Soca Baptism』はクリスチャン系アーティストによる楽曲を集めたもので、オーセンティックなカリプソのナンバーも収録。シズラばりのDJイングを聴かせるライオン&プライド“Shield And Banner”のほか、ルーツ&カルチャーな全17曲。最後はルーディーなスティールパン・プレイヤーの演奏をお届けする好評シリーズの第3弾『1 LOVE』。今作は厳密にはコンピではなく、サウンドもソカではないのですが、シーンを代表する女性シンガー=デストラが1曲でフィーチャーされていることからオススメしておきます。スティールパンもカーニヴァルの重要な存在のひとつのため、今作も併せて聴いておきたいところ。

▼本文に登場したコンピ盤を紹介


『Party Alliance 2003』(VP)


『Wanna Be』(VP)


『Soca Baptism』(Lion Of Zion)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年05月13日 13:00

更新: 2004年06月03日 19:14

ソース: 『bounce』 253号(2004/4/25)

文/達磨 剣