インタビュー

THE ROAD 2 DETOX #1 ドクター・ドレーがついに引退!? 2004年のシーンは……

 情報が日々更新されて確定しないんだけど……この〈The Road 2 Detox〉では、来るべきドクター・ドレーの最終作『Detox』へと向かうこの軍団の動きを不定期で追っかけていく予定なのだ。んで、この軍団……というのはドレー主宰のアフターマス、エミネム主宰のシェイディ、50セント主宰のGユニットという3レーベルのこと。なんと!今回の『D12 World』をキックオフに、Gユニットからロイド・バンクスとヤング・バックそれぞれのソロ・デビュー作が春過ぎに、50セントの新作が夏頃に、そして初秋にはエミネムの新作が登場し、それらの錚々たる陣容を前フリにして、ドレー本人のラスト・アルバム『Detox』が年内に登場する……というプランがあきらかにされたのだ!! 実現すりゃ、もう2004年はドレー・イヤー!って感じでワクワクしまくりなんだが、そう簡単にはいかんのよ。

 というのも、シェイディはアトランタ出身の新人スタット・クオ(この名前は覚えといて!)と、Gユニットはコンプトン出身の超新星ゲームと契約し、さらにアフターマス本体はバスタ・ライムズ、イヴと大物を獲得し、ずっとウワサのあったドレーの朋友アイス・キューブともようやく正式契約を交わす……というメチャクチャ豪華で困る事態に。彼らの作品も順次登場し、いずれもドレーが大きな役割を果たすはず。ゆえにドレーは早くも仕事疲れの様子で、「ラスト・アルバムはもう作らへん!」とこぼしているとのウワサも。そうなるとこの連載は早くも終了!? てな感じで、続報は次回(あるのか?)!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年05月20日 16:00

更新: 2004年06月24日 11:38

ソース: 『bounce』 253号(2004/4/25)

文/出嶌 孝次

記事ナビ