〈コンヴァージの時代〉を実感させられるミュージック・コネクション
コンヴァージの関連バンド/アイテムをまとめて紹介! まずはスプリットやライヴでの共演バンドなど。リズム・マシーンを使った反則グラインド・コア・バンド、アゴラフォビック・ノーズブリードや、日本のヘルチャイルドとのスプリットは、音源としてはもちろん、アートワークも含めてチェックしておきたいアイテム。〈ヘルフェスト〉や〈BEAST FEAST〉などイヴェントへの参加は数知れないが、なかでも今年行われた〈オール・トゥモローズ・パーティーズ〉への出演が記憶に新しい。シェラックほかさまざまなバンドが日替わりでキュレーターを務めた今年のイヴェント。そのうちの1日でモグワイに指名され、トランズ・アムやキッド606、日本のENVYといったメンツともステージを共にしている。ハードコア以外のシーンからも支持を集めるコンヴァージならではのトピックである。そしてサイド・プロジェクト関連。アイシスのアーロン・ターナーを中心としたオールド・マン・グルームにはベーシストのネイト・ニュートンが参加し、ニューロシスに通じる重厚な世界観を描き出している。先ごろ編集盤がリリースされたキッド・キロワットは、ケイヴ・インのヴォーカリスト、スティーヴン・ブロウズキーを中心としたポスト・ハードコア・バンドであるが、こちらにはギタリストのカート・バーロウが参加。どちらもボストン・ハードコア・シーンの奥深さを知ることができる必聴盤だ。
▼文中に登場するアーティストの作品を紹介。
アゴラフォビック・ノーズブリードとのスプリット『The Poacher Diaries』(Hydra Head/Relapse)