設立16年目にして、いまが全盛期? 絶好調のワープについて社長に質問!! 近年の注目作もリマインド!! その2
PREFUSE 73 『Surrounded By Silence』 (2005)
前作の大成功を経たスコット・ヘレンのメイン・プロジェクトが、バトルズのタイヨンダイやウータン・クランのGZAなどを呼び込んだヒップホップ実験絵巻。(原田)
HARMONIC 33 『Music For Film, Television And Radio Volume One』 (2005)
モンド&ラウンジーに統一されたジャジーでメロウなブレイクビーツ群。雰囲気が良すぎて思わずうっとり、目も虚ろになっちゃいます。(青木)
AUTECHRE 『Untilted』 (2005)
ワープの古参である実験好きデュオがエレクトロニカの極北を示した一枚。彼らの目覚ましい変化ぶりは、ベケット社長にも予想できなかったはず。(原田)
JAMIE LIDELL 『Multiply』 (2005)
ノー・フューチャー軍団きってのプリンス狂がファンク&ソウル愛を爆発させた一枚。この才気はワープにしか受け止められなかった?(原田)
『Rubber Johnny』 (2005)
クリス・カニンガムの短編映像を収めたDVD。エイフェックス・ツインの音と完全にリンクし、異様な姿でのた打ち回る(踊る?)奇怪な子供……想像を絶する映像にドキドキ!(青木)
BROADCAST 『Tender Buttons』 (2005)
甘美で心地良い浮遊感に満たされた、ドリーミーな2作目。トリッピーな音の波の美しさに、危うく意識を持っていかれそうになります。(青木)
GRAVENHURST 『Fires In Distant Buildings』 (2005)
白昼夢の如きアシッド・フォークに加え、ポスト・ロック的なバンド・サウンドも掌中に収めた新作。緊張感を増した音に痺れます。(青木)
JACKSON 『Smash』 (2005)
プレフューズとオウテカを繋ぐ才能、新星ジャクソンの初アルバム。今後のワープを担うであろう実験精神とファンクネスの持ち主です。(原田)
AFX 『Hangable Auto Bulb』 (2005)
変態リチャード先生による10年前のドリルンベース前夜の作品集。彼の音楽的突然変異が後のワープ史に与えた影響の大きさも確認できる一枚。(原田)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2005年10月27日 18:00
更新: 2005年11月04日 18:05
ソース: 『bounce』 270号(2005/10/25)
文/青木 正之、リョウ 原田