女王様がこれまでに指名してきた最新鋭のクリエイター! その1
『Madonna』 Sire(1983)
マーク・カミンズや当時最先端のDJだったジェリービーン(彼氏)も参加するなど、ディスコ人脈が活かされたファースト・アルバム。ジェリービーンは“Borderline”のリミックスも担当。(出嶌)
『Like A Virgin』 Sire(1984)
MTV時代の波に乗ったブレイク作。本編はナイル・ロジャースの手によるダンサブルなNYサウンドながら、当然フロアとの距離感は広がった。リミックスは引き続きジェリービーンによるエクステンデッド的なものが中心。(出嶌)
『True Blue』 Sire(1986)
新世代のマリリン・モンロー扱いされてポップスター度もピークに。一方では表題曲のリミキサーにシェップ・ペティボーンを抜擢し、翌年にはリミックス集も残すなど、ダンスフロアがより一般化する時代を見越したような動きも。(出嶌)
『Like A Prayer』 Sire(1988)
ヴァラエティーに富んだポップ・アルバムとして、マドンナ作品の中でも人気の本作。シングルのリミックスでは、シェップ・ベティボーンのもとで修行していたジュニア・ヴァスケスがいよいよ存在感を発揮しはじめ、表題曲を見事料理!(青木)
『I'm Breathless』 Sire(1990)
出演した映画「ディック・トレイシー」のムードを活用した作品だけにシックな佇まいながら、ヴォーギングを流行させた“Vogue”は次作への礎となった重要曲。また、同年のシングル“Justify My Love”ではリミキサーにウィリアム・オービットを初登用。(出嶌)
『Erotica』 Sire(1992)
シェップ・ペティボーンがアルバムを手掛け、マドンナのエロティック路線に拍車をかける一方、リミックスではNYハウスの大物たちが参加。期待どおりの王道ハウス・サウンドがやたらかっこいいです。(青木)
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2005年12月01日 12:00
更新: 2005年12月08日 21:41
ソース: 『bounce』 271号(2005/11/25)
文/青木 正之、出嶌 孝次