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インタビュー

安藤裕子のこれまでの歩み

『サリー』 cutting edge(2003)
キュートさの奥に鋭利な感性を忍ばせ、新世代女性シンガー・ソングライターの登場を告げた初ミニ・アルバム。シンプルな構成の上を自由奔放なメロディーが駆けるポップ・サウンドは高い中毒性を孕む。死ぬほど美しいバラード“summer”は隠れた名曲。

『and do, record.』 cutting edge(2004)
軽快なモータウン調やBAZRA参加の激しいロックなどカラフルなセカンド・ミニ・アルバム。歌詞も内面に一歩踏み込んだもので、コミュニケーション欲の高まりが歌声にも漲っている。裏ジャケの黒のドレスが(前作は白い服)、色付いていく彼女を象徴。

『Middle Tempo Magic』 cutting edge(2004)
〈自己紹介の終章〉と言うファースト・フル・アルバムは、多様な側面を見せながらもポップなバランス感覚にも長けた逸品。それを食い破るような後半2曲では、可憐な容姿の奥の激情を露わに。その生々しさは『Merry Andrew』に連なるものだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年01月26日 17:00

更新: 2006年02月02日 19:03

ソース: 『bounce』 272号(2005/12/25)

文/内田 暁男