インタビュー

彼自身が選ぶ、音楽的ルーツとなった凝縮盤

Rickie Lee Jones
『Rickie Lee Jones』
 Warner Bros.(1979)

「学生時代に〈なんて素敵なジャケットなんだ!〉と一目惚れして買いました。聴いたら中身にもハマッてしまって。クレジットされているアーティストの名前を調べて、そこから別のアーティストを辿ったり、いろんなことを学びましたね。音楽に興味を持つきっかけになったアルバムのひとつです」。

ANI DIFRANCO
『Up Up Up Up Up Up』
 Righteous Babe(1999)

「特に彼女の生き方に憧れました。独立独歩のスタンスというか。僕がギターを演奏してライヴハウスを転々とする生活をしていたのは、昔のブルースマンのイメージというよりは、アーニーから受けた影響が大きい。彼女の作品は、〈なにか一枚〉というより、その存在すべてが好きという感じです」。

KELLY JOE PHELPS
『Shine Eyed Mister Zen』
 Rykodisc(1999)

「ラップ・スティールの弾き語りという演奏スタイルはこの人から影響を受けました。フリーな表現とライヴ感、全体の雰囲気にヤラレました。自分が落ちているときは、彼のホームページを見て〈ケリーもツアーやってんだよ。この移動距離を見ろよ〉って気分を上げたりすることもあります(笑)」。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年03月09日 19:00

更新: 2006年03月09日 19:50

ソース: 『bounce』 273号(2006/2/25)

文/ヤング係長

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