インタビュー

Bugz In The Attic(3)

DAZ-I-KUE
ヒップホップ、R&B、レゲエをメインに全方位型のバックグラウンドを持つバグズきっての鬼才プロデューサー。『Back In The Dog House』ではプログラミングとキーボードを担当。スリップン・スライド・レーベルのエンジニアやダニー・J・ルイスとのダ・ファンクスターズを経て、カイディとのミサ・ネグラなどで活動を拡大。ショーン・カーンのSKラディカルス、DKDなどが参考アイテム。毒々しい『Detroit Beatdown Remixes』でのデラーノ・スミス“Metropolis”、ユビキティ発のカヴァー企画盤『Rewind! 5』でのエレクトロ・ファンクで解釈したベン・E・キング“Spoiled”など、個性溢れるリワークにも注目。

DKD 『Future Rage』 Bitasweet(2004)
2000ブラックにシングルを残すカイディ&ディーゴの発展ユニット。ディーゴのブギー志向はバグズ近作にも通じるものか。ベンベ、レディ・アルマ、ドニーなどゲストも的確!



NEON PHUSION 『The Future Ain't The Same As It Used 2 B』 Laws Of Motion(1999)
“How Times Fly”や“Blue Tetra”などのクラシックを収めた、ブロークン・ビーツ人気の高まりを象徴する金字塔! 盟友セイジやIG・カルチャーも参加。

ALEX PHOUNTZI
99年にロウズ・オブ・モーションから放たれたネオン・フュージョン『The Future Ain't The Same As It Used 2 B』にて、ウェスト・ロンドン一派の優れた才能を知らしめた。ヴァネッサ・フリーマンをフィーチャーした“Make It Right”や“Another Way”など、ソロ名義でのリリースやリミックスがある。ジャングル好きも公言。

CLIFF SCOTT
旧名スコット・クリフォード。CJマッキントッシュとの仕事がキャリアにあるプロデューサー。ダズ・アイ・キューとのプロジェクト=BBブギーでも活動し、ロイ・エアーズのパワフルなリメイク“Tell Him”“Universal Sound”を手掛けた。

ORIN "AFRONAUGHT" WALTERS
カイディ+アレックスとのネオン・フュージョン、IG・カルチャーとのブラックトーンズなどで頭角を現したプロデューサー/DJ。やはり名義は多いが、もっとも知られるのはソロ名義のアフロノート。2001年にはアンセムとなった“Transcend Me”を含む初作『Shapin' Fluid』をリリース。Kyoto Jazz Massiveやアリソン・デヴィッドなどリミックスも多数。ガラージやハウス、ソウル、ジャズを行き来する温もりと昂揚感のあるブラックネスには支持者が多い。『Back In The Dog House』ではドラム・プログラミングに加え、ヴォーカルも担当。DJ JIN(Rhymester)を中心としたbreakthroughの2005年作『BREAKTHROUGH』にもシンガーとして参加していた。96年頃、自身のレーベル=マウストラップを舞台にセイジ、アレックス、そしてカイディと出会い、屋根裏のスタジオに籠もるようになる。


AFRONAUGHT 『Shapin' Fluid』 Apollo(2001)
ディープ・ハウス風味のフューチャー・ジャズを志向した、キャラ設定どおりにコズミックな力作。大ヒットした“Transcend Me”はもちろん、シメの“Home 2night”まで聴きどころだらけ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年08月03日 21:00

更新: 2006年08月04日 12:24

ソース: 『bounce』 278号(2006/7/25)

文/栗原 聰

記事ナビ