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インタビュー

カサビアンと同時期にアルバム・デビューを果たしたUKバンドたちの2作目はどうなのよ!? その1

FRANZ FERDINAND
1作目で世界中のロック・キッズに〈Take Me Out!〉と叫ばせて、一躍インディー・ロック・シーンのニュー・ヒーローとなったフランツ。しかし凄まじい重圧を乗り越え、ポップであることを恐れずに追求することで完成した2作目で、シーンの枠を飛び越えたモンスター・バンドへと大化け! 日本でもブラウン管から毎日〈Lucky Lucky♪〉と歌うアレックスの声が!
(白神)

DELAYS
1作目の爽やかなネオアコ・サウンドで春風の如く舞い降りた彼らだが、〈イケメン兄弟〉報道が先行しまくったせいか2作目への期待は正直薄かった。しかし、この素晴らしさはどうだ! メロディーセンスはそのままにシーケンサーを大胆投入、低音もしっかりとかますエレクトロ・ダンス・ビートに豹変! 本年度最高峰のポップ作品と言っていいだろう。
(冨田)

RAZORLIGHT
至るところで〈今回の彼らはどうよ?〉という話を聞いたが、バンドとしてのまとまり具合は格段に向上していて、勢いと雰囲気で捲くし立てていた1作目とは質感がまったく異なっている。〈Live 8〉への参加など、世界的な名声を勝ち得てきた彼らだけに、より多くのリスナーに受け入れられる洗練されたロック・サウンドを仕上げてきたのも必然的なことなのか?
(冨田)

THE ZUTONS
過去の遺産が眠る陵墓を暴きまくり、アンデッドよろしく不死のへタレ・ポップを練成した〈墓場の錬金術師〉たち。1作目と比べて2作目では良くも悪くも上手さが際立ち、病みつきアンデッド・サウンドから良質なポップ作品を完璧な姿で産み落とせるほどのスキルアップを果たした。しかしそのぶん減退したインパクトを取り戻すのが次回作の課題か。
(冨田)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年09月21日 12:00

更新: 2006年09月28日 22:38

ソース: 『bounce』 279号(2006/8/25)

文/白神 篤史、冨田 明宏

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