インタビュー

ディスクガイド

FALL OUT BOY 『Take This To Your Grave』  Fueled By Ramen(2003)
仲間に配るためにノリ重視で作ったというファースト・アルバム。確かに演奏は粗いが、メロディーのキャッチーさと硬軟自在なアレンジ・センスはすでに確立。すべてはここから始まった!

FALL OUT BOY 『From Under The Cork Tree』 Island(2005)
前作が予想外のヒットとなり、早くもメジャー入りしての2作目。〈ビッグ・ロック〉をテーマに掲げ(スケール感と金のかかり方はこれまでの比にならない!)、一躍〈ビッグ・バンド〉の仲間入り!

JAY-Z 『Kingdom Come』 Roc-A-Fella/Def Jam(2006)
メンバーがファンだったということもあって、社長との夢のコラボが実現。キングは冒頭曲のド頭でラップ(というよりは演説!?)を披露。次はリンキンと見せたようなガチガチの共演も期待したいところ。

PANIC! AT THE DISCO 『A Fever You Can't Sweat Out』 Fueled By Ramen(2005)
FOBに拾われた彼らだけに、無事ブレイクを果たしたいま、お礼に駆けつけるのは大人として当然なわけで……ライアン・ロスが激烈ギター・ソロをかましています!

NEW FOUND GLORY 『Coming Home』 Drive-Thru/Geffen(2006)
ニール・アヴロン繋がりもあって、NFGからギターのチャド・ギルバードが参加。なお、彼らもこの最新作で〈脱パンク〉を図ってましたが、本国USでのウケはイマイチだったようで……。

BABYFACE 『Grown & Sexy』 Arista (2005)
童顔師匠がプロデュースしたと聞くと、上品な甘曲を想像しがちだが、意外にも骨太ロックな仕上がりに。しかし、いつになくソウルフルなパトリックの歌唱を耳にすると、師匠の力量を思い知らされるばかりだ!


LEONARD COHEN 『The Essential Leo-nard Cohen』 Sony 
小刻みなギターのカッティングが印象的なパンク・チューンに“Hallelujah”を引用するなんて、レナードもビックリ!? だけど、原曲の持つ切なさはガッチリ残しちゃうんだもの、なかなかやるじゃない!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年03月01日 18:00

更新: 2007年03月01日 18:01

ソース: 『bounce』 284号(2007/2/25)

文/山西 絵美