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インタビュー

UGK(5)

JAY-Z 『Vol.3... Life And Times Of S. Carter』 Roc-A-Fella/Def Jam(1999)
流石にキングは慧眼だった。UGKの凄みを全国に知らしめたのが、本作収録の“Big Pimpin'”。ティンバランドのビートに南部のヴァイブを吹き込んでみせている。

SCARFACE 『The Last Of A Dying Breed』 Rap-A-Lot/Virgin(2000)
UGKの新作で数曲をプロデュースしたヒューストンの帝王。彼が引退を賭けたこの大作では、UGKが“They Down With Us”に参上して仲間意識を猛烈に表明した。

THREE 6 MAFIA 『When The Smoke Clears』 Hypnotize Minds/Columbia(2000)
UGKの新作にも参加したDJポール&ジューシーJが率いるメンフィスの地下集団。両者の王様コラボは本作収録の“Sippin' On Some Syrup”から始まった。

SLIM THUG 『Already Platinum』 Boss Hogg Outlawz/StarTrak/Geffen(2005)
ヒューストンの明日を担うエースは、ここに収録の“3 Kings”にT.I.とバン・Bを招待。なぜか最近のスリム・サグはキングではなく〈ドン〉を名乗っている。

BEYONCE 『B'Day』 Music World Music/Columbia(2006)
キング、じゃなくこの女王様も元はテキサスっ娘。本作で聴ける“Check On It(Remix)”にはスリム・サグと共にバン・Bをフィーチャー。この頃から彼のメジャーR&B仕事も増えた。

E-40 『My Ghetto Report Card』 Sick Wid' It/BME/Reprise(2006)
ベイエリアを仕切るキングも以前からUGKと交流のあったひとり。彼が久々のメジャー・ヒットを記録した“White Gurl”にはUGKが2人揃って駆けつけている。

T.I. 『King』 Grand Hustle/Atlantic(2006)
ブレイク前からバン・Bと共演歴のあったT.I.は、出所してきたピンプCも交えた3人で“Front Back”を披露。UGKの名曲“Front, Back & Side To Side”のリメイクとなる同曲で後継者ぶりをアピール。

YUNG BUCK 『Buck The World』 G Unit/Interscope(2007)
主役のバックにT.I.とヤング・ジーズィ、と若き暴れん坊が揃った“4 Kings”の4人目はフックを担うピンプC! ひとりだけオッサンなのも凄いが、圧倒的な余裕ぶりにも舌を巻く。

DIZZEE RASCAL 『Maths And English』 XL(2007)
UGKの新作にも参加しているUKのキングは、それに先駆けた本作収録の“Where Da G's”にUGKを招聘。自作よりも速めのビートであっさり場をさらうヴェテランの対応力に唸らされる。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年09月13日 22:00

ソース: 『bounce』 290号(2007/8/25)

文/出嶌 孝次