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インタビュー

リメイク/リモデルに優れたウィルのプロデュース・ワークあれこれ その1

THE GAME 『Doctor's Adovocate』 Geffen(2006)
ウィルの師匠でもある故イージー・E風のギャングスタ・ファンクをネタ使いも含めてセッティングし、イージーの後継者たるゲームに提供するという、輪廻転生モデルの真骨頂“Compton”を収録! ウィルがイージーそっくりの声色で歌うフックもヤバい!
(轟)

NAS 『Hip Hop Is Dead』 Ill Will/Def Jam(2006)
話題の表題曲以上にウィルらしい出来なのが“Can't Forget About You”だ。ナット・キング・コール“Unforgettable”のピアノ・ループがノスタルジーを喚起する、それだけでも素晴らしい曲だが、最後の最後でナットの歌声がヌワ~ンと立ち昇ってくる仕掛けにヤラれる。
(轟)

JOHN LEGEND 『Once Again』 Getting Out Our Dreams/Columbia(2006)
カニエよりも先に固い絆を結んでいたウィルは、本作で4曲を共同制作。“Save Room”ではソフト・ロック文脈で人気だったクラシックス・フォー“Stormy”の引用を提案するなど、ジェントルな歌声を活かす知識と大胆なアイデアに感服だ。
(轟)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年10月04日 16:00

更新: 2007年10月04日 17:17

ソース: 『bounce』 291号(2007/9/25)

文/池田 貴洋、轟 ひろみ