インタビュー

関連作/参加作を厳選紹介! その2

CHUCK BROWN 『We're About The Business』 Raw Venture(2007)
チャッキー・トンプソンら後進のサポートを追い風に、ゴーゴーを世に広めたDCの伝説が突如ヒットさせた快作。ラヒームも“Eye Candy”の軽快なグルーヴに身を委ねて、新旧DC交流絵巻の一翼を担う。
(出嶌)

TALIB KWELI 『Eardrum』 Blacksmith/Warner Bros.(2007)
レーベルメイトのUGKと共に“Country Cousins”に参加。ジョニー・ハモンド“Lost On 23rd Street”を敷いたメロウ・トラックに同化するような極上ファルセット・ヴォイスで、EW&F風のコーラスを聴かせている。
(池田)

UGK 『UGK : Underground Kingz』 UGK/Jive(2007)
上掲のタリブ・クウェリ曲と同じ組み合わせ(録音も同タイミング?)で、“Real Woman”を披露。ラヒーム自身のシングル“Guess Who Loves You More”のオケをまんま使用した、同曲のラップ・ヴァージョン的な仕上がりに。
(池田)

GURU 『Jazzmatazz Vol.4』 7 Grand(2007)
ジャズ・ヒップホップの人気プロジェクト第4弾にて、“Wait On Me”のヴォーカリストとして起用。多重録音のコーラス・リフレインと粘っこくもしなやかなシャウト歌唱で、楽曲全体に独特の味わい深さをもたらしている。
(池田)

PANACEA 『The Scenic Route』 Glow-In-The-Dark/Rawkus(2007)
ラヒームの初作にも関与したDC出身のK・マードックがDJを務める2人組。今作に収録の“Flashback To Stardom”にはラヒームが駆けつけ、ピート・ロック的なグッド・ヴァイブに陽炎のような歌声を美しく添える。
(出嶌)

BEANIE SIGEL 『The Solution』 State Property/Roc-A-Fella/Def Jam(2007)
フィリーのMCに招かれて2曲客演。スカーフェイスと共に参加したメランコリックな“Rain(Bridge)”は多重コーラスも交えた哀愁系で、ドレ&ヴィダル製の“Prayer”では憂いを帯びたシリアスな歌で泣かせる。
(池田)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年02月14日 15:00

更新: 2008年02月14日 17:50

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/池田 貴洋、出嶌 孝次