インタビュー

Panic At The Disco(3)

KEYWORD 1:MUSICAL

 ラスヴェガスで育ったPATDの面々は地元のエンターテイメントの他にも、ブロードウェイ・ミュージカルやシルク・ドゥ・ソレイユといった大掛かりな舞台に強く影響を受けてきた。加えて、「サウンド・オブ・ミュージック」に刺激され、ブレンダンはヴォーカリストを志すようになったという。初来日公演こそシンプルなバンド・セットだったが、人気の上昇に伴って予算が使えるようになると、ステージも「ムーラン・ルージュ」の世界観を思わせるショウ形式へと進化。ダンサーを従えて華麗に舞うブレンダンは演技も達者で、ギターのライアンにキスをする場面もお馴染みとなっている(ちなみに一時ゴシップ誌を騒がせた2人の熱愛報道はまったくのデマだそう!)。新作でも、まさにショウの幕開けのような華々しい冒頭曲をはじめ、情景や感情描写が豊かなミュージカル風の楽曲が多数披露されているが、それもこれも彼らのルーツを考えれば自然な結果だったと言えよう。
▼サントラ盤を紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年04月24日 17:00

更新: 2008年04月24日 17:27

ソース: 『bounce』 297号(2008/3/25)

文/インタヴュー・文/山口 智男、キーワード解説/宮原 亜矢